こんばんは。
今日はストラトの配線を変更したので、紹介しようかと思います。
とは言っても、既に紹介している方も多い、非常に有名な配線ですので…。
適当に文章だけで説明致します。
大丈夫。
文章だけでも簡単に分かります。
条件としては…
・まずストラトを持っている人!
・リアピックアップの音が気に食わない
・ハンダ小手とハンダを持っている
・なんか知らない配線材が残っている
・メーカーの保障ってなんですか?
って位の人はチャレンジして見ても良いと思います。
チャレンジって程じゃありません。
多分、もっとも簡単な改造です^^;
①ピックガードを外しましょう!
ストラトの表面についている板を外しましょう。
あ、ちゃんと弦は外してからにしてくださいね。
外側についているネジを外すと簡単に取れます。(俺のギターはネジが11個だったよ)
ジャック部分から伸びている配線があるので、完全に分離は出来ません。
が、そのまま気を付けてひっくり返せば作業は出来ると思います。
わざわざ取る必要もないです。
②配線を増やす場所を確認しよう!
実は配線を1本足すだけで、簡単にミドルトーンがリアトーンを兼ねる様に出来ます。
凄いお手軽なんですよね。
後は場所さえ分かれば足すだけです!
ピックアップセレクターがありますよね。
指がカチカチして、フロント・ハーフ・ミドル・ハーフ・リアって切り替える5段階のスイッチです。
それの裏側にいくつかの端子があると思います。
で、それが1つだけ空いているはずなんです。
何も繋がってない端子ですね。
ありましたか?
その端子はリアピックアップと繋がっているわけです。
そして、反対側。
ミドルトーンのポッドを確認しましょう。クルクル回転させてトーンをいじるやつ。
2つの内の下についている方ですね。
そのトーンポッドには2つの線がくっ付いているはずです。
そのトーンポッドと先ほどのピックアップセレクターが1本の線で繋がっているはずです。
その線が実はミドルトーンの線になるんです。(凄く語弊があるけど)
つまり、ピックアップセレクターの1つだけ空いている端子・トーンポッドの入力(上で言っているセレクターと繋がっている端子)を繋いであげれば、簡単に完成してしまうわけです。
もう簡単なんてレベルじゃないですかね…。
③ついているハンダを取ろう!(ないなら飛ばしても…本当は良くないけど。まぁ悪いとは言いません)
トーンポッドの端子についているハンダは邪魔です!
そんなもの、取ってやろうじゃないか!
というわけで、ハンダ吸い取り器かハンダ吸い取り線を使って取ってやります。
自分は吸い取り線派なので、簡単に説明します。
ハンダ吸い取り線をハンダの上に載せて、更にその上からハンダ小手で押さえる。
それだけ。
ただ、ハンダのW数が足りない時期がありまして…。
その時は、コテを直接当てて、横から吸い取り線で吸い取るっていう荒技をしていました。
多分辞めた方が良いでしょう。
ポッドが異常な温度になるかも知れないし。
それくらいじゃ壊れないとは思いますが…。言ってもカーボンですし。
ただ、素人ですので、一切の苦情は受け付けません。
こういうってのは全部自己責任でやるものだよ!
④配線材の下準備
配線に使う線は正直、適当でも良い気がします。
それが俺の持論です。
ギター内部の配線位なら全然楽なんですけど、それ以外だとどこに何が繋がっているのか分からなくなります。
あんまりにも線が増えると絶望的な状況になったり…。
俺は面倒臭がりなので、全部カラーコードを使っていたんですよね。
本当にプラモデルに使う様な安物です。
そんなのでも、問題ないと思います。
ただ、世の中にはヴィンテージの線材を使う人も居ます。
一切否定はしませんし、それも良いと思います。
…俺もギター内部は一応ベルデン使ってるしね。
アレですよ。安心感って奴です。
プラシーボ効果とも言うかな。うん。
しかも、ハンダは一応ケスターの44使っているよ。
安いのも持ってたりするけどさ。
様は本当に安心感だけです。
配線に使う線は単線・複線どちらでも大丈夫だと思います。
では、その線の周りの付いているゴムの部分をはがしましょう。
ハサミとかで軽く挟んで、クルクル回しながら、上手く皮膜だけを剥いで行きましょう。
両側共に剥ぎ終わったら、予備ハンダって奴をしときましょう。
複線の人は適当に指先で絡げてからね。
ハンダをかるーく染み込ませるだけでオッケーです。
元々トーンポットについていた配線も一緒に繋ぐので、この時にクルクルと合体させましょうね!
…そうなるとたまに端子を通らなかったりします。
まぁ自分で適当に工夫して通してくださいな。
⑤そろそろハンダ…の前に
繋げる端子は分かりましたね?
ならそこを一緒に繋げてしまいましょう。
端子の中に線を通して、きちんと線で絡げておきましょう。
ハンダをモリモリにしない為にも、非常に大事な作業だったりします。
⑥さていよいよハンダ付け!
もうこの状態で音は出ると思いますけど…。
ちゃんとハンダ付けをしましょう。
③のハンダを取り除く作業を飛ばした人は、所謂芋ハンダみたいな状態に絶対になります。
コレって本当に安物のギターだったりしたら、本当にあるんですよね。
様は、端子に線が全く触れずに、ハンダの中に入っている状態です。
ハンダを通電してから端子に行っている状態ですね。
ショートの原因にもなりますし、良く断線します。
まぁ音響上も非常に良くないと思います。
個人的には絶対に止めてほしいですが、「音が出れば良いんだよ!」って人とかは良いかも知れません。
もしかしたら、トーンが効かない状態になるかも知れないですけどね。
ハンダの付けかたは1・2・3・4!です。
正確な秒数で数えないでください。
むしろ、ちょっとゆっくり目に数える方が良いです。
最初の「1」で、コテを当て、線を十分に温めましょう。
次の「2」でハンダを持ってきて、そのまま溶かします。
次の「3」でハンダを外します。
あんまり「3」とか気にしないで、十分にハンダが行き渡ったら外す感じが良いかも。
最後の「4」でコテを放します。
難しい理論とかはどうでも良いです。
最後にコテを話すのが結構大事なんです。
上手く出来ると、ハンダが表面張力で入っている様な仕上がりになります。
そうなるのがベストです!
量も丁度良く、きちんとフラックスが飛ばせて、きちんとハンダが出来るいるわけです。
文章にすると結構長いですね。
とりあえずこの手順通りに進めて行けば、ミドルのトーンをいじれば、一緒にリアのトーンも変わっていくはずです。
最近のフェンダーのストラトは最初からこの状態になっているのも多いみたいですね。
コレは簡単だし、実際に結構便利な改造なので、個人的にはオススメです!
ただ、リアの音がガラッ!と変化してしまうので、本当にリアの音が気に入らない人がした方が良いと思います。
あと、何故文章で説明しようかと思ったか説明します。
国産ギターと海外ギターでセレクターとかが全然違うんですよね。
端子の順番とかも違ったりするし…。
だから、文章で説明した方が良いかと思ったんですけど…。
やっぱり文章だけだと難しかったですかね。
では、今日はこの辺で。