気が抜けない市役所 | あじゅのブログ

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長男ともきち社会人・長女スズオ大学生を産卵したアラカン主婦のブログよ

郷里の市役所にて。


窓口の人に教えてもらいながら

書類に亡き父や私の情報を書く。


眉間にシワよせ、

二重顎だわ、老眼だわ、

集中するあまり

酷いありさまだけど

必死に書いて窓口の人に渡す。


窓口の人は、この情報を一斉に全窓口に流して

手続きの有無を

その場で確認するという。


少し珍しい苗字、市役所だもの

知り合いや学生時代の友達やら

いるはず。


どんな遠くの窓口から見られているか分からない。

老眼鏡を外し、背筋伸ばして

ツンとして座り直す。

先ほどの必死な姿よりは、少しはよく見せたい。

郷里の市役所は気が抜けないわ。


最初から最後まで

必死な私に対応してくれた窓口の人が

昔仲良かった人だと気がつくのは

手続きが完了して

市役所から出た後のこと。



油断した瞬間

 

 

 

 

 

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