秋の夜長に(林檎のコスモス、お花いっぱいグランドピアノ、三味線のチャーム) | 手作りひよちゃん

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手芸、三味線、旅、食が大好きなカービング(石鹸、果物、野菜、キャンドル、島ぞうりの彫刻)講師(カービングY主催)のなんてことない日常。
髑髏のアイコンは石鹸を彫ったものです。
よろしくお願いいたします。

秋!

バスクチーズケーキに添えたのは、

林檎の秋桜 と

我が家で実った3つ目のパッションフルーツのかかったアイスクリーム。

葡萄のお花は、隠れてしまいました。

 

ケーキセットを頂きながら、

家の中で流れているのは、ピアノ

( 牛乳石鹸でできていて、脚も三本あります。 )

ではなくて、

三味線。

中はこんな感じです。

三味線のお稽古を始めて、2年足らず。

ただただ楽しく、ベンベン弾いております。

 

さて、今日は、大好きな三味線の楽譜のお話を。

本来、口承で伝えてきた邦楽。

それを楽譜にするようになったのは、

後年のこと。

( ただ、楽譜は糸・三味線のもの。

 唄は歌詞だけで。。。

私としては、唄の楽譜も欲しい~

 

こちら、文化譜

三本の線が、三味線の三本の糸にリンクしています。

一番上の線が、三味線を構えたとき一番下になる高音の糸。

そして、三味線の先(胴と反対側)から、勘所を順に1,2,3~と番号を振っております。

 

三味線には、撥をすくい上げる(普段弾くのと反対の向きに動かす。 )すくいがありますが、

それは「ス」で表され、

左指で糸を弾くはじきは、「ハ」で表しています。

Ⅱ、Ⅲの数字は、抑える指を表し、Ⅱは中指、Ⅲは薬指。

 

番号だけを1拍とし、下に線が一本入ると半拍、2本入ると4分の1拍。

休みは、白丸が2拍、黒丸が一拍

 

この楽譜の良いところは、わかりやすいこと。

初めての方も、譜面を追うことができます。

最初、この楽譜でお習いしたので、

すんなり三味線の世界に入ることができました。

 

で、こちらは、左門譜(いろは譜)

(たしか、浄瑠璃の覚書? のようなものを参考に先々代杵屋佐吉師匠が考えたと聞いたような。

違ったかな。 )

 

歌詞の隣に書かれた文字が楽譜。

高音糸の勘所1を「い」、中央糸の勘所を1を「ろ」、低音糸の勘所1を「は」

と、順に勘所に名前をつけています。

また、平仮名は人差し指、カタカナは中指か薬指。

スクイは「○」

ハジキは、開放弦の弾きが「レ」、押さえての弾きが「り」

半拍は隣に線が一本、4分の1拍は二本。

 

覚えることが多く、すぐ忘れそうになりますが、

( 三味線の革の張替えに1週間触らなかったら、かなり危なかった。 )

超ド近眼に老眼が始まった身には、大変見やすく、コンパクトにまとまります。

( 両手がふさがり、譜めくりも一苦労ゆえ、ありがたいです。 )


ちなみに、私は、端唄は文化譜、長唄は左門譜、でお稽古をつけていただいています。

 

他にも、流派ごとに、様々な楽譜があるそうで。

楽譜資料館とかできないかな~。

見比べてみたい。

 

ところで、この曲は、今、お習いしている

長唄 「小鍛冶」

元は能です。

剣を作るよう、帝の明を受けた小鍛冶宗近。

ただ、剣は二人人組。

交互に打って剣を作るのですが、相槌を打つ人がいない。

相方が欲しいと、稲荷明神に願をかけましたら、

稲荷明神様が現れ、相槌を打ってくださった。

というお話。

 

ほんと、テンポよく、楽しい曲なんです!

恋の歌「都鳥」を元気いっぱいに弾き、

匙を投げられた私。

これは、カンカン鍛治打ちの曲ですから、色気は要りませぬ。

楽し~い!

 

でね、この小鍛冶、三遊亭圓橘師匠と三遊亭萬橘師匠の出囃子でもあります。

落語も聴きに行きたいな~。

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