和菓子屋さんの包み紙をヒントに、
水仙と麻の葉と籠目
端唄のお弾き初め会が中止になりました。
このような時世ですから、仕方のないこと。
一日も早くコロナが治まり、
いろいろなことを楽しめる日が戻ってくることを祈っています。
実は、お弾き初めで、「竹になりたや」という曲を唄うことになっていました。
短いのですが、明るく楽しい曲で、2番では、羅漢さんが登場します。
そこで、曲が決まった昨年、
天恩山五百羅漢寺へお参りしてきました。
♪本所五つ目 五百羅漢の堂を回れば
粋な 羅漢さんが陰気に、陽気に、笑い顔。
通人も、オホン、いるよ。♪
唄の通り、元禄時代は、本所五つ目(今の江東区大島)にありました。
今は、目黒。
松雲元慶禅師お一人で536体(羅漢像以外も含む)、彫り上げられたそう。
305体現存。
(撮影不可だったので、HPから拝借)
仏陀の弟子500人を彫っているので、皆様、名前と座右の銘何書かれていました。
これが、とっても楽しい!
入り口の庚申塔。
小さな資料館もあり、帰宅後、ググりましたら、様々な変遷を経て、今の羅漢寺に。
この歴史が、また、面白いです!
ちなみに、現住職は、ジブリ映画の「コクリコ坂から」の原作者佐山哲郎さんの息子佐山拓郎さん。
また、羅漢寺のそばには、蛸薬師
目黒不動尊(泰叡山護國院 龍泉寺)もあります。
赤と緑のあでやかな軒
狛犬さんもマスクしてましたよ。
大日如来像
写真ではわかりづらいですが、とても大きく、威厳がありました。
青木昆陽のお墓。
確か獄死なさったのでは?と、
不思議に思っておりましたが、
( ↑平賀源内先生とごっちゃにしていました。
私の勘違いで、昆陽先生、獄死ではありません。
教えてくださったブロガーさん、
本当にありがとうございます!
甘藷先生、すみません。)
境内の外ですが、
歌舞伎や浄瑠璃の題目にもなっている「白井権八伝説」にちなんだ比翼塚。
「辻斬り強盗をし、処刑された浪人平井権八を追い、
吉原の遊女小紫は店を抜け、権八の墓の前で自害しました。」
比翼塚は、この二人を葬ったお墓です。
(名前を変えているところに感心してしまった私。)
また、そばに禿坂(かむろざか)がありますが、こちらは、
「小紫の禿(幼いお世話係)が帰ってこない小紫を心配し、探しに出た帰り道、
ならず者に襲われそうになり、桐ケ谷二つ池に飛び込み自害。」
この襲われた場所、ということで名がついています。
しばらく旅もできそうにないので、
こうして端唄や長唄にちなんだ江戸の町巡りを
散歩を兼ねて楽しんでいきたいと思います。
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ありがとうございました。