ローマ教皇。
世界のカトリック教会の頂点にある人物で、バチカン国の国主である。ある日突然、現教皇が、心臓発作で亡くなる。空位となった教皇を選ぶ、教皇選挙(コンクラーベ)が始まる。世界中から集まる100名を超える枢機卿の中から、無記名投票で2/3を獲得した者が、次の教皇となる。彼らは一箇所に集められ、厳重に封鎖された部屋で、外界との情報を一切絶たれた中で選挙を行う。野心、欲望、謀略、スキャンダル。閉ざされた空間で繰り広げられる聖職者の顔をした人間たち。結果が出るまで、何度でも繰り返される投票。不成立なら黒い煙。教皇が決まれば白い煙。集まった数万の信徒たちは、一本の煙突をみつめ祈る。新教皇は誰になるのか。
参考までに、枢機卿とは教皇によって指名される世界各国教区の最上位で、男性のみで構成される。キリストが指名した12人の使徒がすべて男性だったことを継承している。日本人の多くには馴染のない言葉だと思うので、付け足しておきます。
これ、重要です。
さてこの映画を観た後に、教皇フランシスコが神に召された。まもなくコンクラーベが始まる。これは映画だけではなくて、水面下で様々な駆け引きが始まっているようだ。すでに、有料候補の病気説やらのフェークが流れているようだ。