恋愛にオクテなブライダル会社に勤める輪花(土屋太鳳)は、親友の半ば強引な進めで、
マッチングサイトWILLWILLに登録する。
アプリでマッチングした相手は吐夢(佐久間大介)。
デートに進んだ輪花の前に現れたのは、プロフィールとは全くイメージの異なる、暗い男だった。
それから、吐夢はストーカーと化して、輪花に再開を迫る。
困った輪花は、マッチングアプリ開発エンジニアにこのことを相談。
彼は、考えがあるとほのめかして、いつしか輪花といい仲になっていく。しかし吐夢のメールは続く。
この頃、連続殺人事件が発生する。被害者は新婚夫婦ばかり。
顔にX印を付けられ、思い思いの新婚ポーズで残忍に殺害されている。
さらに共通点として、すべてマッチングアプリWILLWILLを通じて結婚した二人ばかりだった。
そして、輪花のブライダル会社がアレンジし、輪花が担当したカップルまで殺害される。
輪花の母親は、輪花が子供の頃に家を出てしまった。
最後のシーンを彼女はしっかりと覚えている。
幼稚園の園庭。母の背中に「お母さん!」と呼びかけても、振り返ることなく立ち去った母の背中。
輪花の父には、不倫相手の女性がいた。
その女性と母の失踪は、関係があるのではないかと輪花は薄々感づいていた。
その父も、何者かによって殺害され、橋から吊るされていた。
ここからストーリーは一気に動き始める。
真犯人を求めて。
前半は少々退屈で冗長な進行だが、後半にかけてスピードアップしていく。
色々なイベント、謎。回収される伏線。
なのになぜか、薄っぺらいのはなぜだろうか。
土屋太鳳の叫ぶ演技が、すばらしい!