映画#29,30 ミッションインポッシブル-デッドレコニング Part 1 | なんのこっちゃホイ!

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世の中の、これでいいのか、こんなことでいいのかを描くブログ。そんなにしょっちゅう怒っていられないので、ほどほどに色々な話題も混ぜていきましょう。

北極海の深くに潜水しているロシアの原子力潜水艦「セバストポリ」。この潜水艦には、ロシアが新たに開発した秘密兵器、AIにより推測航法(レッドデコニング)が搭載されている。このAIを起動させると、完全なる静寂とソナー不感を実現できるらしい。不思議な形のペンダントを2つ組み合わせると、それは「鍵」になる。突然、原潜のソナーに反応が。今までいなかったはずの、アメリカの潜水艦をキャッチした。しかもその潜水艦は魚雷発射管のドアを開き、攻撃体制を取っている。あわてるロシアの原潜は、魚雷発射管を開いて反撃姿勢をとる。アメリカの原潜が魚雷を発射。すかさず回避行動を取るロシア原潜。同時に反撃の魚雷を発射した。しかし回避が間に合わず魚雷は一直線に向かってくる。これまでか!誰もが目をつぶった瞬間、原潜も魚雷もソナーから消える。ただのゴーストだったのか。発射した魚雷を自爆させようとするが、なぜか作動せず、自ら発射した魚雷が向かってくる。そしてあえなく爆発、海の底へと沈んでいく。無数の乗組員の死体は、北極の氷の下に漂う。その二人の首には、例のペンダントが。このまま発見されるまで氷の下に漂うはずだった。

衝撃的なシーンから始まる今回の不可能ミッションは、この秘密の鍵を回収し、アメリカ政府に引き渡すこと。鍵の一つは、元MI6諜報員のイルサが持っていることは分かっている。彼女とイーサンは、浅からぬ関係があるようで(前作で登場)、世界中の諜報機関や悪の組織から命を狙われている。イーサンは彼女がいるアラビアの砂漠へ向かう。彼女の救出に成功したイーサンは、彼女が持つ鍵の一つを手に入れる。そしてイーサンはチームを集め、危険なミッションに挑む。

そんな時、謎のAI「エンティティー」が、アメリカの政府機関や銀行にハッキングし、潜入に成功するが、何もせずに出ていくという問題が発生している。まるで、「自分は自由に出入りができるぞ」と脅しているようなものだ。CIAは「エンティティー」から情報を守るため、自らの保有するデジタル情報を、数百人の職員を集めて、アナログのタイプライターで紙に打っているシーンには、腹を抱えて笑ってしまった。

悪者から鍵を取り返して、政府に渡すとなると登場するのがこの人。

おなじみの、悪のブローカー、ホワイトウィドーと呼ばれるアラナだ。この女優さん、名前をヴァネッサ・カービーと言います。冷静で、冷たい笑顔を浮かべ、マバタキをしない独特の雰囲気をもった人物を演じているのですが、前作から僕はファンになりました。彼女も虎視眈々と、鍵を狙っています。

 

新旧登場人部を交えて、いつものド派手なアクションの連続に手に汗を握ります。既に広報でよく見るトムの崖からのバイクジャンプのシーンは迫力があります。ローマ、ベニスとイタリアの名所旧跡を、カーチェイスで破壊しまくります。列車での戦いは、007シリーズ「ロシアより愛をこめて」やインディー・ジョーンズのシリーズでもよく使われるアクションですが、なるほど、こういうやり方もあるのね、と思わせる迫力です。

とにかく長い映画です。163分もあります。トイレは上映前に必ずすませましょう。CG満載なので、タイトルロールも果てしなく続きます。また二部作であるせいか、ストーリーの幅が広く、それだけに関係する人物も多く出演し、なかなか整理が難しい。2度鑑賞して、ここまで理解できました。

 

いずれにせよ、アクション映画好きなら絶対に満足頂けると思います。Part 2の公開が待ちきれません。