映画#27 インディージョーンズと運命のダイヤル | なんのこっちゃホイ!

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世の中の、これでいいのか、こんなことでいいのかを描くブログ。そんなにしょっちゅう怒っていられないので、ほどほどに色々な話題も混ぜていきましょう。

第二次世界大戦の末期、ベルリンは瓦礫の山とかし、ヒットラーは行方不明になったが、ヒットラーのオカルト愛は続いていて、ナチスは各国の歴史的な遺物を「勝者のもの」として略奪を続けていた。

おなじみの冒頭部分、若き日のインディーは「ロンギヌスの槍」という、イエスを十字架にかけて、刺殺したとされる槍を探していた。ナチスに捕らえられたインディーだったが、得意の知恵で脱出し、槍をベルリンへ運ぶ列車を目指し、追いつ追われつの手に汗を握るシーンが続く。ようやく「ロンギヌスの槍」を奪おうとしたが、それは偽物であることが分かった。しかし偶然にも、その列車で「アンティキティラのダイヤル」を発見。半分しかなかったそれは、アルキメデスが製作した強大な威力を持つとされるもので、インディーが長年の探し求めていたものであった。

それから時が経ち、インディーは定年を迎えていた。

友人の娘ヘレナが現れて、「アンティキティラのダイヤル」を探し出そうとインディーを誘う。あの時手にした運命のダイヤル。しかしそれは半分しかなかった。残りの半分を探し出し、ナチスの残党がそれを使うことを阻止せねばならない。彼は再び冒険と危険の中に身を投じる。「アンティキティラのダイヤル」とは何なのか。どんな力(仕組み?)が備わっているものなのか。そして、未だに謎である、「アルキメデスの墓」はどこにあるのか。わずかなクルー(ヒント)を繋ぎ合わせて、謎解きを進める。ポップコーン度30以下の大活劇を見逃すな。

 

ポップコーン度とは、僕が勝手に言ってる指標で、イオンシネマのポップコーンMをどれくらいのスピードで食べ終えるかです。退屈な映画は、ポップコーンを食べるスピードが早く、おしまいまでもちません。面白い映画は映画に夢中で、しばしばポップコーンを食べる手が止まります。ポップコーン度30とは、映画終了時30%しかポップコーンを食べていませんという意味です。数値が小さいほど、映画が面白かったということになります。

 

 

さてハリソン・フォード。年齢は80歳。よく新作を決断したと思います。もう走ったり、暴れたりは昔のようにはできないですが、あの帽子とムチを持った姿は、全く時の流れを感じません。監督も代わりました。スピルバーグのようなカメラワークや演出とはちょっと違いますが、まぁ、それほど気になりません。冒頭の若き日のハリソン・フォードのCGは、流石にスピルバーグのプロデュースだと、こだわりを感じます。

 

イオンシネマ座間で鑑賞したのですが、一番大きなスクリーンのVIVE AUDIO劇場で、なぜか「吹替版」でした。

字幕版は、小さな劇場でやってます。これはイオンのチャレンジでしょうか。家内は吹替でも良かったようですが、吹替版はどうしても、高齢者と子供が多くなります。映画の最中に、しょっちゅう席を立っては、トイレや飲み物を買いに走ります。落ち着きません。僕はやっぱりハリソン・フォードの声が聞きたいので、別日に字幕版を観てきました。字幕の翻訳が、なかなか気が利いていて、素晴らしいなぁと関心したら、やっぱり戸田奈津子さんでした。この方の翻訳は、本当に洒落もウイットも効いていて、それでいて、原語を壊していません(意訳に頼ってない)。原語の面白さ、ジョークを本当に上手に翻訳されます。尊敬しています。

 

ぜひお早い内に、お近くの劇場で観てくださいね!おすすめですが、長いよぉ〜〜〜〜〜