もはや、映画のCG技術はここまできたのか。CGの役者(?)と実物の役者が完全に
溶け込み、何の違和感もない。また、人間では絶対にできないような描写やアクションを
軽々とやってのけるのだ(当然!CGだからな)。
アップでの肌の質感や、表情の豊かさ。もはや映像の世界では、役者は要らないという
時代が来そうな気分だ。
さて物語は、日本のコミック「銃夢」を原作にした物語。
スクラップ置き場で拾われた1台のアンドロイドの頭部。それはまだ生きていて、再生が可能な
ものだった。イド博士は持ち帰り、そのアンドロイドに身体を授けアリータと名付けた。
それは、博士のなくなった娘の名。アリータは記憶をなくしてはいるものの、所どころで
フラッシュバックのようにシーンを思い出す。NO.99と呼ばれ、見知らぬ戦地で戦っている。
そして驚くべき身体能力と戦闘能力。墜落した古い宇宙船の中からアリータが見つけてきたものは、
戦士のボディーだった。
この世界は二つに分かれている。
一つは天空に浮かぶ都市ザレム。裕福な上流階級の人たちが住み、決して下界に降りてくる
ことはない。格差と階級の世界。ザレムに憧れる青年と、300年前の武術を習得した戦士の
少女。この二人が上流階級ザレムに向かうのは、憧れだけではなく、大いなる憎しみのせいだ。
どう考えても、続編必須な映画。
オススメ度:★★★★★