電話に出ない若者が増えたと、新聞に書いてあった。どういうことか?つまり、会社の上司が部下の若者(多分、入社1〜2年目)に電話をかけても、電話にでない。しばらくしたら「電話、なんすか?」というメッセージがメールで届いた、というもの。確かに、若者は電話に出なくなった。ブーブーって鳴ってても、平気でスルーしているし、ひどいのになると、着信音なしで、留守電直結。留守電行くならまだしも、そのまま「お出になりません」へ直通。着歴みても電話をよこさない。
LINEも同じ。電話を嫌がるから、LINEで要件を伝えても、ずっと未読のままで放置されている。きっと、未読スルーなる技を使っているんだろう。そのかわり、自分が送ってきたLINEには、既読を煽る。どういう感覚なんだろう。
だが不思議なことがある。現役学生の英語弁論大会などを見ると、Communicationについての原稿が非常に多い。彼らは彼らで、他人とのコミュニケーションや交流に頭を悩ませているかのようだ。「相手を理解して、こちらが心を開き、そして相手にも心を開いてもらう」などと、簡単に述べている。
だが、電話に出ない、メールに返事をしない、LINEは自分都合で無視をする。
そんな奴が、Communicationについて語るなど、片腹痛いわ!
社会に出れば、学校なんかとは比較にならない広い幅の人間と付き合わねばならない。自分勝手なルールで「他人を思いやり、理解し、心を開いて、心を開いてもらう」なんてことが、できるわけがないんだ。自分勝手なルールを社会に押し付けず、社会のルールを理解して実践してくれよ。
まずは、電話に出る。人の話を聞く。理解する。動く。
LINEがうざいなら、ちゃんと理由を説明して、相手に納得の上で、遮断すべし。多分、相手は納得してくれないから、あなたの印象が悪くなり、信用を貶めるだけだから、そのリスクは理解するべし。
あたしゃ、頭にきますよ、まったく!