よくありますよね?
「会社の未来を考える会議」とか、「10年後に生き残る事業」とか。
社員に考えさせて、モティベーションをあげるのが、目的なんだそうです。
若い人が出てきて
「将来の高齢化社会に向けて、私は介護を支援するサービスが事業になると思います。」なんて、プレゼンを始める。
すかさず役員が、
「今だって、高齢化社会だろうが。ガッハッハッハッハ!」
と偉そうに笑う。
次々に出てきては、ばっさり討ち死にする若者の死屍累々を見下ろしまた役員が、
「大したアイデアはないなぁ。こんなことじゃ、未来が心配だ。ガハハハ」
と会議室を出て行く。後には、白けた社員の空気が。どうやってモティベーションがあがるというんだ。
それよりも僕は、若手が考えさせられている10年後の事業について、トップのビジョンを聞いたことがない。10年後のビジョンは社員が考え、それを役員が笑っているんだから、やりきれない。
業績が良くない会社には、それなりの理由があるってもんだな。