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米澤穂信の新作「王とサーカス」を電子本で読了。王様のブランチで紹介されたのをみて、面白そうだとアマゾンさんに言ったら、「あるよ!」とダウンロードしてくれた。ネパールの国王一家惨殺事件。皇太子が親族の夕食会の席上で突然発砲し、家族全員を射殺した。仏教とイスラムが混じる敬虔で大人しい国で何が起こったのか?たまたまネパールにいたフリーの女性記者が事件を負う。情報収集を試みた軍人の悲惨な死、貧しい国につきものの、物乞いの少年。故国を捨て、ネパールに骨を埋めようとしている日本人破戒僧など、多彩な登場人物が絡み、彼女は真相へと迫っていく。
作者はネパールに取材をしなかったそうだが、ここまで描けるとはさすがだな。