糖質制限ダイエット | なんのこっちゃホイ!

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世の中の、これでいいのか、こんなことでいいのかを描くブログ。そんなにしょっちゅう怒っていられないので、ほどほどに色々な話題も混ぜていきましょう。

血糖値が空腹時で140を超えて、ドクターから「これはもう、糖尿病ですねぇ」と宣言を受けてから一ヶ月半。体の数値が変化した。体重が2.5kg減り、体脂肪が1.5%減少した。肝機能の数値は正常化し、血糖値もa1C含めて、正常値に改善。尿酸値は中性脂肪の投薬の副作用で高かったが、投薬の見直しで正常値へ。後は中性脂肪値だが、今の「ストレスためない糖質制限」と運動を継続する。

糖質制限ダイエットは、京都の高雄病院江口医師が提唱した糖尿病対策のダイエット方法。簡単に言ってしまうと、食事から糖質を排除すること。糖質が摂取されると、血液中の糖分が増えて、膵臓からインシュリンというホルモンが分泌されます。これによりブドウ糖が細胞内に取り込まれて(正確には受容体がインシュリンと結合して)血糖値が下がります。膵臓が疲れると、インシュリンの分泌量が少なくなったり、遅くなったりして、血糖値が上がったままになります。これ、すなわち糖尿病であります。

体内に糖質を取り込まなければ、そもそもインシュリンは分泌されませんし、血糖値もあがりません。ですから、この糖質の摂取を制限することで膵臓を休ませて、インシュリンの分泌を活発にして血糖値を下げやすくしようということです。

糖質とは、米飯、麺、パスタなどです。そうです。誰もの大好物です。
江口先生の本に刺激されてこの治療を実践して成功したと自慢している作家の桐山秀樹氏によると、そもそも日本人は米なんか食べなくても生きていけるし、主食、副菜という考え方がそもそもおかしいということです。まぁ、そうかもしれません。
更に、糖尿病は不治の病であると言っておけば、病院は患者を、経口薬からインシュリン注射、そして人工透析と、更に高額な医療へ導くことができ、利益をあげることができるし、不治の病だからしょうがないと、責任回避もできると書いていますが、僕の知り合いの医者先生は、そんな先生には見えないので、これはおっさんの被害妄想でしょう。

さて余計なことを書きました。
主食か副菜かの議論はさておき、一定の条件(インシュリン注射してないとか、投薬を受けてないとか、心臓が元気であるとか)を満たす人であれば、糖質を除くだけなので簡単にできそうです。それで始めてみることにしました。

ところがこれが、意外と難しいのです。この国の糖質依存は、かなりなもので、外食すればかならず糖質摂取にあたります。圧倒的に多いのが、ラーメン屋、立食い蕎麦、パスタ屋、定食屋です。中には、蕎麦+かつ丼などという、凶暴なものまで多く売られています。それに染み付いた生活習慣は、糖質摂取を渇望させます。「なにを食べてもいいから」とは言っても、大体のランチはご飯がついています。これを断ったり、残したりするのが苦痛です。それは結局ストレスに繋がり、ストレスはいつかどこかで発散点を迎えて、爆発的な糖質摂取を招きます。主に飲酒の後です。このダイエットでは、飲酒もOKです。赤ワイン、ウィスキー、芋焼酎などは全然飲んでも大丈夫ですが、ビール、日本酒、白ワインは禁止です。何であれ酔っ払うと「シメ」などと称してラーメン屋へ若者は向かいますが、ラーメン屋に入ってラーメン以外のなにを食べろというのでしょうか。

そこでストレスをためないように、バッファーを設けることにしたのです。ちょっとくらいなら、食べても死なないだろうと思うことです。何事も、過度にストイックになっては続きませんから。

まぁ、そんなことを試行錯誤しておりましたこの1.5ヶ月でしたが、その成果には、ほぼ満足しています。その間にライブもありましたし、その練習もありました。都度、打ち上げと称する飲み会も開催され、いや、積極的に開催し、楽しんでまいりました。段々とご飯やラーメンを見ると「毒だ」と自らに言い聞かせることにも慣れて来ましたし、「そうは言っても」という甘えは一日に一回だけ、茶碗半分のご飯を自分に許すことで乗り越えております。

血糖値は下がりましたが、維持するのが大変なんだと思います。
気を緩めずに、頑張ります。