そもそも何だというのだろう。総理大臣ってのは、最高の権力者であり、政権与党の党首であるばずなのに、自ら一兵卒と言い切ったオヤジと話すのに、大袈裟な舞台設定をやり、マスコミは騒ぎ、ニュースショーはいつまでもいつまでも同じ事ばかりを、違う評論家が出てきてまくしたてる。
日本が村社会であることは、既に議論を待たないし、今や世界の常識となっており、「理解に苦しむ日本人のの態度」も、マスコミで取り上げられることもなくなった。世界における日本の地位は、明らかに低下しており、村だろうが何だろうが、余り興味を持たれなくなったとも言える。
村社会と民主主義は、時に対立する。小沢が何と言おうと、民主党の中で多数決を持って決定したのだから、それは仕方ない。だが、だからといって絶対に服従せよというのもおかしい。個人の意見として「反対だ」というのがあって当たり前だし、国会の場では党議党則などではなく、有権者の代表として、個人の責任で一票を投じるべきである。それが、議会制民主主義じゃないのか?
理屈を聞いていると、小沢のいう「社会保障が先だ」というのは、頷ける。もう、いくらの値打ちがあるのか知らないが、「政治生命を賭けて」なんてうざいことを言ってるよりは、国民の納得は得られるだろう。誰だって、サービスを受けてから金を払いたい。だが、それを立て替える金がないんですって言うのが問題だから、まあ、支払いが先でも仕方ないが、支払った後、期待できるサービスがよくわからないし、年金は減額、支給は遅らす、踏んだり蹴ったりじゃないか。
コミットメントという言葉が流行った。ゴーンさんが日産の社長になったときに、この言葉を使って以来、企業の中に定着した。今でも会議でよく聞くが、コミットメントはただの目標設定ではない。明確な責任がついてまわる。軽々に口には出来たない物だが、これを口にしなければ始まらない。今の政治家に全く無いのが、コミットメントだろう。増税をやります。コミットします、なんてのは勘違いも甚だしい。「増税に応じてくれたら、公務員の所得税を国民の二倍にし、残業を禁じてtaxiチケットは没収、官舎は民間に委託し、幹部送迎の黒車は廃止、原則徒歩と公共交通を料金を払って利用させます。こうして浮いたお金や官舎を高齢者や独居老人に解放し、介護士を増やし民間で運用します。国会議員の数は半分にし、選挙制度も見直して、一票の格差を是正します。国会議員定年制を設けて、70才の誕生日で引退。3親等内の人間は、定年から五年間は立候補出来なくします。(これはいかんな)
これがコミットメントだよ。
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