
GWは暇だなぁ~
特に何をする予定もないし、外は雨であったりすれば、もはや起き上がる気力すらなく、ただ漠然とゴロゴロしながら、テレビを見ているという日々をすごすことになりますな。
あんまり暇だし、ずっとTVをみているのもつまらないので、青葉台のツタヤへ行ってみた。そこで偶然みつけたのがこのCD。
ドボルザークの9番は、知らない人はいないでしょう。「新世界より」という副題がついている、超有名なシンフォニーです。
僕は中学の時、夏は水泳部、冬はブラスバンド部に所属して、アルトサックスを吹いていました。それ以外の時間は、友人とバンドのようなものを結成しては、吉田拓郎、加川良、かぐや姫なんかをコピーして遊んでいました。そのブラバン時代。1年生の僕は、生まれて初めてサックスいう楽器を手にしまして、懸命に練習をいたしました。ロングトーンの練習かかなりきつかった覚えがあります。僕は、リコーダーをギッチョで吹きます。年上のお姉さんに向かい合わせで教えてもらったので、リコーダーは右手と左手が逆です。これがサックスを吹くときに、かなりの障害になりました。
とにかく何とか音階も鳴るようになり、初めてのコンサート(文化祭だったか)でやった曲が、このドボルザーク9番「新世界より」の第4楽章でした。勇壮な響き、希望に満ちたメロディーが、演奏しながらも目の前に開拓者の姿が浮かんだものでした。それ以来、このシンフォニーは僕の大好きな曲になりました。
さて、西本さんの9番ですが、カラヤンのもの、小沢征爾のものとは全然違う感じです。第1楽章のとがるような繊細な音。第2楽章は歌い上げるように、第4楽章では力みなぎり、勇気溢れる中の、かすかな繊細さは未来への恐れでしょうか。とにかく、これまでのものとは、全然違うと思ってしまいました。
本当に指揮者によって、こんなに変わるのかと、改めて認識。「新世界よい」に絞って、いろいろな人が指揮しているCDをコレクションするのも、いいかもしれないなと思いました。