万城目学のプリンセス・トヨトミ
を読んだ。鴨川ホルモー、鹿男あをによし等、奇想天外なお話を、ユーモアたっぷりに聞かせてくれる作家さんである。
確か、この本は以前に買って読んだはすだ。ところが手元にない。記憶をたどると、誰かに貸してあげたまま、返してもらってない。今度、映画化されるのを機会に読み直そうと思ったがないので、電子書籍で購入した。もうなくさないだろう。
さて、今回のお話は、大阪が舞台だ。会計検査庁から派遣された三名の監査官が、新幹線に乗って新大阪へ向かう所から始まる。ボスは公務員試験をトップで合格しながら、検査庁を希望した変わりもの。でも頭はよくて、クールな切れ者。更に、フランス人との混血ながら、フランス語は話せず、すらりとした長身の美人の旭。完璧な三枚目の鳥居である。万城目小説の定番の配置である。
検査の途中で、社団法人OJOという、謎に満ちた組織を発見、検査をかけたところ…
そして5月31日16時、大阪は一斉に活動を停止した!
なんのこっちゃ、わからんでしょ!?でも、書けないのよ。
とにかくそこには、大阪人が数百年守り続けた秘密があるんやわ!
この作家、おもろいなー!思たら、やっぱり関西人でした。
アホらしー!と、怒らないような心優しい方々には、お薦めです。
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