【出張】インド出張 2月20日出発の日 | なんのこっちゃホイ!

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世の中の、これでいいのか、こんなことでいいのかを描くブログ。そんなにしょっちゅう怒っていられないので、ほどほどに色々な話題も混ぜていきましょう。

思い込みというのは、実に危険だ。
どうしてか理由はわからないが、インド・ムンバイ行きの全日空NH943は10:50発だと思い込んでいた。自宅を6:30の電車で出発、楽勝ムードであった。所が、水天宮のTCATに着いたら事故で渋滞。90分かかるとのこと。8:00のバスだから9:30でも大丈夫と思い、それに乗った。案の定、高速道路は大渋滞。結局成田到着はさらにおくれて9:40頃だった。

$これでいいのか!?こんなことでいいのか!?

悠然とプレミアクラスのチェックインカウンターに並び、順番が来たのでパスポートを差し出すと、何やら係員が大慌てしている。聞けば、10:10出発で、すでにゲートでは搭乗が始まっているという。え!したがって、荷物もチェックインできない。持ち込んでくれという。「分かった!」とばかり係員とエグゼクティブのセキュリティー検査場へ。ところが、チェックインするつもりの荷物だったから、中に頼まれものの焼酎が入っていた。それも紙パックに入った1リットルもの大きいのが!当然ながら「これは持ち込めない」とセキュリティーに言われて、泣く泣くあきらめた。それから走る走る!どうやらゲート32にたどり着き、オン・ボード。危なかった~思い込みは怖い。

$これでいいのか!?こんなことでいいのか!?

機材はB737-700というビジネス・ジェットだった。中は全部ビジネスクラスのシートになっている。僕はエコノミーの運賃しか払ってないので、これはラッキーだ。しかも、搭乗前のドサクサがあったせいが、ビジネスクラスのシート2Kがもらえていた。

$これでいいのか!?こんなことでいいのか!?

図らずも、食事もサービスもビジネスクラスとなった。これはラッキーである。でも飛行機は小さい。近距離用の737を改良して、でっかいウィングレットをつけて、航続距離を伸ばしている。が、成田からムンバイまでは届かないらしく、福岡で一度給油する。諦めたお酒を買いなおすには、絶好のタイミングだ。

$これでいいのか!?こんなことでいいのか!?

お天気は最高。雪をかぶった美しい山などを眺めながら、約2時間で福岡空港に到着。1時間の給油の後に、ムンバイへ向かう。フライト時間は、9時間45分。ちょっとうんざりではある。

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機内ではシートテレビがなく、ハンディーテレビで映画を見ることができる。これはこれで解像度もいいし、小型で邪魔にならず、快適である。

$これでいいのか!?こんなことでいいのか!?

昼食に選んだのは、「和牛サーロイン・ステーキ和風わさびソースあえ」なるもの。ステーキなんて食べるのがそもそも久しぶりであるから、うれしかった。それにワインも飲み放題。小さいボトルをボンと出すんじゃなく、一杯づつサーブしてくれる。

$これでいいのか!?こんなことでいいのか!?

これが「和牛サーロインステーキ和風わさびソース和え定食」の全貌。ご飯も美味しかったが、ちょっと食べすぎ。


$これでいいのか!?こんなことでいいのか!?

到着の前には、「トン汁と手毬寿司」を選択。これも美味しかった。

結局機内では、「さまよう刃」、「サロゲート」、「This is it」の3本の映画を鑑賞。うとうととしながら「インドの鉄人」を読み始めたりしながら、何とかようやく、ムンバイに着いた。

ムンバイ空港は、僕のイメージでは、カオス的混雑と人というものだが、19:45のムンバイ空港国際線は、ガラガラに空いている。これから到着便が増えるのだろうなと思う。

さて、インド人は交渉上手だ。それなりに教育を受けた人達は、非常に穏やかで丁寧、礼儀をわきまえている。しかし、自分の利益は絶対に妥協しないという、信念が一本通っている。村文化である日本人は、そういうインド人を、「こすい」とか、「せこい」とか、「厚かましい」というが、それはビジネスにおいては当然であろう。「しつこい」くらいに自らの利益を主張し、期待する結果が出るまでは、何度でもいつまででも交渉を続ける。日本人は、「あ~、もういいや!」と妥協し、協調ムードを取ろうとする。そんなインド人のハードネゴシエーターと、明日の午後に会う。日曜日だろうが、何だろうが関係ない。「おれの既得権益を、お前らどうしようというんだ!」とず~っと半年怒り続けている。「落としどころを探れ?」そんなものはない。