マイケル・ジャクソンは、天才だな!
あんなに激しくダンスしながら、リハにも関わらず声は伸び、リズムもテンポも音程すらもズレることなく歌っている。しかも高音部分の伸びはどうだろうか!普通に歌っても、あんなには声は出ないだろう。
それにも加えてこのギターだ。
女性のギタリストと男性のツイン・ギターでバンドやってるんだけど、こんなに力強い女性のギターを聴いたことがない。きっぱりとした、力強いストロークで、ためらいのないフレーズ。マイケルから「ここは君の見せ場なんだ。もっと高い音を長く!」と求められて、思い切りチョーキングを効かせながら引くんだけど、ビクともしないし、ニコリともしない。まったくブレずにポインティング・プレーでマイケルの要求に応える。さすがに一流のアーティストを支えるのは、すごいプレーヤーなんだなぁ~。カッコいい!!
いやぁ、感動してしまった。
しかし、本人の記録用に録画したらしいんだが、ほとんど1本のコンサートになっているよ。もう、本番ステージを見ているのと変わらないんだじゃないか?
マイケルのイメージは、僕にはクレージーで唯我独尊で、どこかクレージーでストイックな人だったが、結構、周囲に気配りをしながらやってるんだなぁと、妙なことに感心した。
いい映画でしたよ。