ウルヴァリン~X-Men ERO~を見に行った。
X-Menシリーズを観ていない人は、ちょっと唐突しぎてよくわからないかもしれない。
僕はこのシリーズのファンなので、非常に楽しかった。
ウルヴァリンのあのミュータント能力に磨きをかけたのは誰なのか。何故なのか。なんのためだったのか。ウルヴァリンの名前の由来も、愛する彼女に関係があったり、ウルヴァリンに兄弟がいたり、新たな事実が発覚する。
ローガン、またの名をウルヴァリンは、狂的な動物的感覚と不死身の肉体、驚異的な怪我からの回復力を持っている。更に、彼の拳の中にある骨が変形し、刃のように指の間から飛び出してくる。これが最初は骨だったというのは、今回明かされた。ストライカー率いる政府組織の手で、隕石から採取されたアダマンチュームを全身の骨格に注入され、彼の飛び出す骨は、最強の刃に変わった。
彼の兄ビクターも、やはりミュータントであった。彼は猫科の動物のような敏捷性と鋭く短い爪を持っていた。彼とローガンはふとしたことから父親をその爪で殺してしまい、それをみていた母親は自殺した。少年だった二人はその場から逃げた。彼らは不死身の身体を持っている。その後、南北戦争を戦い、第1次世界大戦、第2次世界大戦を潜り抜け、ベトナム戦争をも生き抜いた。脅威の戦闘能力で。
しかしビクターは心を失い、殺人鬼と化してストライカーと一緒に世界中のミュータントをさらったり、殺したりを繰り返していた。一方ローガンは、愛するカイルと共に、カナディアン・ロッキーで静かだが、幸せな暮らしを送っていた。そこへビクターが現れ、愛するカイルは命を奪われる。復讐の鬼となったローガンは、彼らが「島」と呼んでいる場所を求めてラス・ベガスへ。さまざまな特殊能力を持つミュータントと交わりながら、ついにストライカーの基地へ。そこには、驚くべき事実がローガンを待ち構えているのであった。
この頃から、逃げる、隠れるミュータントと、追う、狩るミュータントに徐々に別れていった経緯が分かる。ミュータントを最終兵器として利用しようとたくらむストライカー一味はミュータントを追い、エグゼビア教授率いるX-Menはひたすら隠れて逃げる。この関係がこの時に始まったものだと分かる。
アクションシーンも激しいし、ミュータント同士の特殊能力をぶけあう戦いぶりも見もの。ドンパチ・ドッカーンが好きな方にはお奨めです。
もう一度、X-Menを1~3まで観たくなった・・・・
評価:★★★★★
