調子悪かったんだ。水曜日から。
何だか、熱っぽいというか、身体が熱い。
でも、打ち合わせが一杯あって、それはこなさないといけなかった。みんなから、「インフルエンザ」の嫌疑をかけられ、汚いもので見るように、触るように、口をきくように、シッシッ!とされながら、屈辱に耐えた。
ようやく一日が終わって帰ろうとしたら、先輩部下の方から、「そら田中はん、消毒でっせ!ビール飲んだら、ようなりますわ」と京都弁で誘われ、ついフラフラと。いつもの立ち飲みでビールを飲んだら、冷たくてほてった身体に気持ちよい。それでもさすがにすぐに終わり、電車に乗る。クラクラしている。幸いにも座れたので、じーっと座っていると、ボーッとしてくる。これは本気でまずい。
家に帰り、熱を測ろうとするが、何故か体温計がない。
誰かが使って、元にもどしてないわけだ。
大体、こういう場合の犯人は長男と相場が決まっている。
しかしやつはいない。
しかたないので、パブロン飲んで、寝ることに。
翌日、やっぱり熱がある。
体温計はみつからないから、フラフラしながら体温計を買いに。
測ってみたら37.6と、びみょ~な体温だ。
とにかく最悪の事態を確定させねばと、中央林間病院へ。
「すみません、微熱なんですが、身体がだるいので・・・」
すると受付の女性が
「すぐに検査します。あのついたての向こうにある椅子に座り、今すぐ100円払って、マスクを買ってください。じっとしててください」
で、ついたのむこうで、マスクしてじっとしていると、別のベテラン看護婦が、若い看護婦を連れて現れた。
「ちょっと痛いですよ。我慢してください」
といいながら、鼻の中に、棒状の脱脂綿を突っ込み、相当奥の方を、グニグニとやっている。つい、声が漏れるくらいに痛い。そらそうだ!ここは、数少ない人間の弱点の一つじゃないか?痛いよ、おばちゃん!痛い!
それからしばらくすると、診察室に呼ばれて、先生とご面会。
「インフルエンザはAもBも(-)で出てますから、安心です。すると風邪ですね。薬出しておきますから、安静に寝ててくださいね。もしまた、すっごく熱が出たら、夜間でもきてください」
薬もらって帰ったが、会社は明日までに作る中計の資料と、僕が休んだために課長が代理ででないといけない予算進捗会議資料と発表内容、その後に予定されている下期販促地域戦略会議にも、部長代理さんい出てもらうので打ち合わせと資料の依頼。つまり、「安静に」など、できようはずがなく。
結局会社にいるかのごとく、携帯電話を使って、打ち合わせまくり。
病院で検査に3000円払い、薬に980円払い、一体携帯電話にいくら払うことになるのか・・・・
妻の怒る顔がめに浮かぶが、部下は遠慮も会釈もなく、ダラダラしゃべる。「かけなおしてくれ。これは俺の個人電話だから」と言うと、「あ~」と気がついてくれるようだ。
そして翌日も熱は下がらず、どこまでも身体はだるく、立ち上がりトイレに行くと、フラフラして壁につかまらないと歩けない。こりゃ、通勤は無理だなと判断。午前3時から今日発表予定の資料作成に着手。できたとこまでを部長代理に送り、代理発表を依頼。同時に、事業部長に謝罪のメール。インフル(-)はよかったと返事をもらう。
この日も、何だかんだと事務所でトラブル続き。
結局勤務時間分は休むこともできず。
これじゃ、風邪は治らない。体制を作りな直さないと・・・・