こないだアジアを回ったのだが、今回は上海へ。
NH1281便、羽田発09:30に乗り、上海虹橋空港11:30到着。
虹橋空港も羽田と同様に市内にあり、国内線空港だがチャーター便は国際線OKという空港。非常に街に近いので便利なんだが、設備がいまいちで、タクシー待ちの長蛇の列ができることで有名。今日は、社長の車を借りたので、運転手が待っていてくれた。
ホテルは、いつもの老錦江飯店。茂名路に面した便利なホテル。毛沢東も宿泊したという、正真正銘の5つ星ホテル。古いたたずまいに、中庭の緑が綺麗。そのお陰で、大通りに面しているとは思えないくらいに静か。宿泊料金は、一泊朝食付きで7000円。
チェックインを終えて会社へ向かう。今日の午後は、製品関連の戦略を打ち合わせ。新製品が出たというのに、世界中の販売法人は、旧機種との関連付けに夢中になり、肝心のことを忘れている。何かが何かの後継であらねばならないというのは、そもそも間違っている。新製品はそれとして、しんかり評価していくべきだ。例えば、新製品の中の中容量機種は2機種。一つは量販対象に手離れよく。もう一つはソリューション志向で処理速度を上げたCPUを搭載している。両方とも容量帯は同じ。そして、構成されるユニットもCPU以外は同じ。だから、どちらかをソリューションで売ると、どちらかが売れなくなる。どちらかを量販すると、ソリューションが売れなくなる。そんな思いの中、数だけは大きく見える市場規模を夢に描いて、量販を捨てるという判断は、明らかに間違っている。量販は、量販で。ソリューションが必要なら、それはそれ。そもそも自分達の強みは何だったのか。ソリューションくっつけた一本釣り営業ではなく、広くチャネルを構成する量販に力を持っていたはず。強みを活かした営業をやらねば、勝てるわけがない。景気がいい時なら新分野を開拓もできるだろうが、今はサバイバルの時期だ。
どうやら理解をしてくれたようで、明日は社長と話すことに。
夜は、日本居酒屋に連れて行かれたが、料理がなかなか出てこない。料理を待っている内にすっかり酔っ払う。聞けば、飲み放題、食べ放題のコースなんだとか。なるほど、それで料理が出てこないんだ。食べ放題はどうしても、一杯頼んでしまうから、早く出さないで、遅く出せば、途中で客は諦める。そうすると店が儲かるという仕組みか。誠に中国らしい発想ではあるが、それじゃ客がついてきませんよ。