約束の千円飲み尽くし、ではさよなら。今日は妻がキャッツを観劇に行くので、めしがないことを思い出し、かねてから気になっていた、つけ麺もといしを目指し、神田駅南口へ。
基本的に僕にはつけ麺のコンセプトが理解できない。何故、麺をスープと別に出すのか。何故、冷たい麺なのか。暑くないラーメンなんて、ラーメンじゃないだろうと思うから。でもこの店はつけ麺専門店だから、何か新しい発見があるかもしれない。
あつもりを頼むことで、中途半端なぬるさは解消される。しかし麺はあくまで太く、断面は四角。なにやら食べ方の指南書がテーブルに張ってある。まず麺だけを味わい、次に漬け汁につけてガシガシ食べろと。うるさい店だ。嫌いだこういう、ああだこうだ言う店は。
麺は太くで腰はあるが、いい加減、顎が疲れる。しかも300gもあるから、食べきれず残した。ガム噛んでるように疲れた。
次にスープ。魚介ベースの濃厚トロトロスープ。確かに麺には絡む。が! 魚介ベースのラーメンの場合、中央林間ののすけもそうだが、カツオの削り粉を使う。たしかに風味が強くて旨みもでるが、問題はこれが粉で、スープには溶けないこと。口の中にザラザラした粉が残る。博多の細麺みたいに、ツルツル入る麺にこの粉の舌触りは最低だ。その粉がタップリ入っている上に、好みでかけろとばかりに、テーブルに置いてある。
更に指南書には、つけ汁をスープで割って飲めと書いてある。でかめのポットにスープと書いて置いてある。それをそのまま飲んでみたが、どう考えてもただのお湯だ。蕎麦湯ですらない。
あきれて店出た。この790円は、どういう神経だい?