中にはクルリとU字のカウンターと二席のテーブル。お客さんは一人で何を食べるでもなく、ぼーっとテレビを見ている。マスターと呼ばれた老人は、常連と思われる客に大声で話しかけている。悪い予感がする。こういう気合いのかけらも感じられないぬる~い店で、旨かった試しがない。
メニューを確かめ、にんにくラーメンを注文。マスターから返事がない。もう一度大きめの声で注文。マスターは、えっ!?と再び大声で聞く。耳が悪いのかよ…仕方なくもっと大声で「にんにくラーメン!!」と言うと「にんにくラーメンでいいの?」と聞く。これ、どういう意味だろう。「はい、お願いします」と不安一杯で答える。相変わらず、気合いもやる気も感じない。
大丈夫かな~と、後悔の念がフツフツと沸いてくる
(続く)