血の大晦日から15年、新たな「予言の書」が開かれた。
巨大な力を握った「ともだち」は、いよいよ次のシナリオ「新予言の書」の実現に動き始める。新宿大爆発の主犯とされてしまった「ケンヂ一派」は、地下にもぐり、ともだちの野望を阻もうとたくらんでいる。オッチョは、「海ほたる刑務所」(東京湾の海ホタルは、血の大晦日で破壊され、今や東京湾に浮かぶ刑務所になっている)を脱走、たどりついた東京には、なんと1970年、大阪で開催された万国博覧会と全く同じ会場が設営されていた。
ともだちの狙いは何か。「ともだち」の新宿パレードで起こる、「ともだち」暗殺事件。「ともだち」を失った世界の指導者達が一同に介した葬儀の場で、その「奇跡」は起こった。「ともだち」は「神」になった。
とにかく、丁寧に丁寧に作られた画面、練られたシナリオは、全く眠気を感じさせない素晴らしさ。2時間を越える映画だけど、もう最初から最後まで、一気に連れて行かれる感じ。
高校生の授業風景で、高校生がやってる「レーザー綾取り」は秀逸。それら21世紀(2015年)の科学文明と、「ともだち」や「ケンヂ一派」が身にまとう昭和30年代の文化が、見事な対象をなしており、非常に面白い。
ストーリーも映像も、スピード感も!
これはお奨めです!
次回作第3章は、8月公開らしい。だめ!待ちきれません!
評価:★x5