当社の現地法人社長を含めて、下期事業について打ち合わせ。特にインド向けの価格対応等について依頼。
どこの会社でもそうだが、意外と日本にいるより現地にいる方が、色々な情報が入ってきやすい。それは多分、日本からの出張者や現地法人の日本人駐在員は、やはり海外ということで少しガードが甘くなり、色々な話を酒の席でやってしまうのだろうな。
この日も、非常にショッキングなニュースを教えてもらった。
夜は、委託工場の社長さんと営業部長さんが中国から来たということで、夕食を接待するということ。僕たちは遠慮して同席を辞したのだが、「まぁ、いいから一緒に来い。営業の話もしてやってくれ」と言う事で同席。
社長さんとは2年振りにあったかなぁ~、典型的な技術屋タイプで、営業部長が横からアレコレと話題のアドバイスをしている。すごいチームワークだなぁ。
この会社が独自に開発したという、面白いプロジェクターを見せてもらった。これは売れるかもしれない。もう少し、工夫と改善が必要だが、発想は面白い。
こういう小さな会社程、ユニークなアイデアを一杯持っているし、それを形にするのにスピードも早い。大企業というほどの大企業でもないわが社だが、大企業といわれるところから大企業病に感染した人たちがやってくると、そのウィルスは蔓延し、皆が大企業病にかかってしまう。「我関せず、決定決断をせず、責任を取らない」というのがその症状の第1段階である。わが社は、まさにこのステージにいるのかもしれない。
そして食事の後、社長は中国へ帰り、当社の社長も委託工場へ行くというので、僕たちは香港空港へ。空港着は23時だった。フライトは1時20分だ。深夜便である。僕は、香港空港は24時間空港だと思っていたが、違うらしい。23時で全てのお店は、免税店も含めて閉店してしまう。つまり、やることが全くなくなるのだ。僕のプレミアカードのおかげで部下のO君もビジネスラウンジに入れたので、そこで時間を潰す。
午前1時20分に香港を出発し、羽田空港に午前6時に到着だ。羽田だから、自宅には7時半に到着。到着後は楽チンだが、やっぱり4時間のフライトで夜行便は全く眠れなくてつらい。しかし考えてみたら、香港の人は日本へ日帰りで出張できるんだなぁ。午前1時20分発で羽田に6時なら、銭湯にでもいって一風呂浴びてから会社へいける。それから会議をしたりなんかして、夜8時半のフライトに乗れば、深夜0時10分に香港に着けるというわけだ。えらい世の中になったもんだ。