9月9日(火)【映画】ダークナイト | なんのこっちゃホイ!

なんのこっちゃホイ!

世の中の、これでいいのか、こんなことでいいのかを描くブログ。そんなにしょっちゅう怒っていられないので、ほどほどに色々な話題も混ぜていきましょう。


誕生日のお祝いに、映画「ダークナイト」を観にいった。バットマンの新シリーズということで、2時間半の長い映画であった。これまでのバットマンとは、かなり雰囲気の違う映画に出来上がっていた。


前シリーズで登場した「ジョーカー」が敵役として再登場である。前作では、ジャック・ニコルソンが演じていたジョーカーであるが、今回はからりと雰囲気を変え、ヒース・ジャレーが演じている。ジャック・ニコルソンのジョーカーは非常に不気味なサイコのイメージで、完全に「いってしまっている」悪人が、塩酸だか硫酸だかのプールに落ちて顔をやかれて、笑ったような表情が焼きついたという設定であったので、そのメークも役柄も、非常にサイコなものであったが、今回のジョーカーは悲しい過去を持つ。


アル中で暴れる父親、それを止めようとした母親は、子供の目の前で、父親に刺殺されてしまう。そしてナイフを手にした父親は、息子にせまり「なんてしけた顔をしているんだ!笑えよ。スマイルだ!」といってそのナイフを息子の口に入れ、頬を切り裂いたというのだ。そのキズが元で、彼は狂気を得て、ジョーカーとなった。このジョーカーの目的は、世間を混乱させること。銀行強盗を行い、大金を手にする。その大金は、あるマフィアグループの隠し金であり、それを全額奪ってしまった。ピラミッドのように積み上げられた100ドル紙幣。その頂上にジョーカーが座る。マフィアがそれを奪い返しに来る。すると何とジョーカーは、そのピラミッドにガソリンをかけて火を放つのだ!燃え上がる大金を目の前にして呆然としているギャングを、平然と殺してします。


バットマンは、このジョーカーを止めようと、様々な武器や乗り物でチェースをはじめる。高層ビルからいきなり飛び降りてみたり、バットカーから、バイクを取り出して、夜の街を疾走したりする。しかし、ジョーカーの巧みな誘導により、バットマンは割るもののレッテルを貼られてしまう。このバットマンを追っている優秀な警察官。彼は、バットマンとジョーカーの二人を追求するが、捕らえられたバットマンが最後に選んだ方法とは、自らを悪人として世間にアピールし、刑事がそれを追うという物語を作り上げる事であった。これしか、方法は残っていないと。


そして彼は、正義の味方バットマンから、ダークナイトへ姿を変えて、それでもアッサム・シティーを守るため、孤独な戦いを始めるのであった。


暗いムードの映画、セリフもかすれ声で喋る。ロマンスも中途半端に振られてしまう。そんなバットマンを見る事ができる。ナンだか雰囲気の違うバットマンで、2時間半があっと言う間にすぎてしまった。


さて、これから観なければならない映画が目白押し。絶対に観たいのは007の新作「慰めの報酬」。007の映画が日本語題名で公開されるのは、「007は二度死ぬ」以来のことらしい。内容は前作で自殺したべスパーの復讐と、最後に出てきたミスター・ホワイトの正体に迫るらしい。

2009年正月公開らしい。

楽しみである。