決断=自信 | なんのこっちゃホイ!

なんのこっちゃホイ!

世の中の、これでいいのか、こんなことでいいのかを描くブログ。そんなにしょっちゅう怒っていられないので、ほどほどに色々な話題も混ぜていきましょう。

決断を下すのには、何が必要か?

自信ではないだろうか。

事業上の決断を下す時、過去の経験や実績、そして経緯から見ても、自らが正しい判断をしようとしているという自信がなくては、決断はくだせない。


各企業には、その歴史や風土と共に育て上げられた文化があり、その文化とはその組織の価値観に直結しているはずである。その価値観に基づき、これまで数多の決断が下されたことだろう。しかし、外部からきた経営者にはその価値観がない。もっと言えば、別な価値観がある。だからこそ、外部から役員を招いたり、社長を招いたりして、新たな文化や風土を組織に取り入れようとするのだろう。言ってみれば、「種の交配」である。


それら新種の人達は、どうやって決断を下すのだろう。

その組織や事業における、経験もなければ、歴史も知らない。経緯も分からなければ、文化も違う。そんなものが、自信をもって決断を下せるのだろうか。


そういう場合は、「過去の自分」に対する自信がものを言うんだろう。

過去、自らが下してきた決断の正しさのみ。それを唯一のよりどころとして、自信を持って決断を下すのだろう。

これがカルロス・ゴーンに代表される、外様社長の凄さなんだろう。


さて、過去の自分にも自信がなく、過去大きな決断を下した事もなく、実行したこともない。

そんな人物が決断すべき役職に付いた時、それはどういうことになってしまうのかしら・・・・・