昨日、Podcastで聞いた話。
長野聖火リレーでは、中国の国旗が歩道を埋め尽くし、一体どこの国でリレーやっているのか分からないくらいだった。日本人の観客が、歩道からリレーが見えないくらいに中国の国旗が多かった。
僕の記憶では、各国の聖火リレーでは歓迎の意味、応援の意味で、各国の国旗を各国国民が振っているというのが普通だった。しかし、今回日の丸はどこにも見えなかった。
Podcastによると、この中国の国旗だが、大きさも同じ、生地も同じ(手作りではない)、ポールも同じであったらしい。そういえばそうかも。であれば、これは「個人」の意思で用意されたものではなく、「組織」が用意したものだということになる。(なるほど、論理的) この動員をかけたのが中国大使館であり、動員されたのは中国からの留学生、その資金を出したのは、在日華僑だということだ。中国大使館の中には、留学生を監視している部門があるらしい。その部門が動員をかけて、全国から4万人という人数が動員されたんだそうだ。それはすごい!もちろん長野に行ったのは一部らしいが、全国で4万人が旗を振ったらしい。まず、日本に4万人もの中国人留学生がいるということに驚いたが、大使館の指令一発で、それ程の人間が動くということに驚いた。
もしこの動員力が、別の事象で発揮されたら・・・・
何事にも無関心で行動を起こさない日本人に比べて、感情の起伏が激しく、中華思想(世界中で中国人が最も優れた人種であり、文化の中心だという思想)に裏打ちされた教育を受けた人たちを、これだけの人数で動員されたら、警察は手に負えないだろう。どうするんだろう。
もちろん、動員された留学生の心中にあるのは、愛国心であり、その象徴である聖火を守るという強い動機だろう。だが、ここは中国ではない。愛国心をひけらかすなら、中国でやって欲しいと思う。サッカーのワールド・カップでの出来事もあった。中国のチームが負けると、勝者を讃えるどころか、罵倒し、暴力を振るった。それが愛国心だと思っているのか、教えられているか。
今回動員された留学生の中には、日本政府が援助している留学生もいるらしい。いわば、日本人の税金で学んでいるわけだ。それ自体はいいことだ。優秀な人材を、日本人の税金で援助することに反対はしない。しかし、こんなことに動員されるために、税金を使うことには賛成しかねる。一体日本で、何を学んでいるのか。技術?知識?そんなことなら、日本に来なくても学べるだろう。それも大事だが、もっと学んで欲しいこともある。
同時に、留学生は中国以外の文化、習慣、経済や社会を知っている。果たして、4万人の留学生の中のどれくらいの人たちが、「心から」参加したのだろうか。断れない何かがあったのではないだろうか。
どうか、留学生の人たちには、「日本はそういう国ではない」こと。「それも尊重するが、同時に賛同もしない」ということを、理解して帰って欲しいものである。
そんなことが、分かった。