ジェーソン・ボーンシリーズの完結編。もうすぐ終わってしまうので、妻と二人で南町田のレートショーを鑑賞。
ボーン・アイデンティティーで冒頭から謎の人物であったジェーソン。海を漂っているところを漁師に救われるが、全く記憶がない。しかし、多くの言語を操り、格闘技に長けて、銃器の扱いにも慣れている。どこで、誰から、何のためにそんな訓練を受けたのか、それが思い出せない。自分は誰なのか。銀行の貸金庫にあった大量のパスポートと大金。その中のジェーソン・ボーンという名前を使っての生活が始まった。
正体不明の連中に命を狙われている。ドイツで出会った女性と共に、自分探しの旅が始まった。
ボーン・スプレマシーという第2作では、CIAの極秘プロジェクトである「トレッド・ストーン計画」に自分が関与していたことが分かる。「トレッド・ストーン計画」とは何か。それは誰によって計画され、誰によって指揮されているのか、あるいはいたのか。フラッシュ・バックのようによみがえる断片的な記憶。ベルリンのホテルで何があったのか。
そして今回の第3作ボーン・アルティメイタムでは、計画の全てが明らかにされていく。「トレッド・ストーン計画」は既にCIAの中では終了し、「ブラック・ベリー計画」が進行中であることがわかる。それは「トレッドストーン計画」のアップグレード版であり、ジェーソン抹殺計画でもあった。何故彼はCIAから命を狙われねばならないのか。「ブラック・ベリー計画」とはなんだったのか。次々に差し向けられる殺人者の攻撃をかわし、反撃し、真実へ迫っているジェーソン。そしてついに、驚きの真相が明らかになる。「ブラック・ベリー計画」とは、米国市民をも対象とした驚くべき殺人計画であった。こんなことが許されていいのか。CIAがアメリカ国民を殺すことが許されていいのか。ボーンの最後の反撃が始まる。
最初から最後までアクションの連続。タンジールでの追っかけあいは見所十分。前2作を見ていない妻がこれだけを見ても面白かったというだけあって、最初から最後まで目が離せない。お奨め作品である。
満足度:★★★★☆