朝から普通に会社へ行った。
気持ちはまだ晴れない。クビも痛いし、血圧も高い。
ぼーっとしてて、喉が渇く。
朝一番で副総経理の台湾人を呼び出して、近くの日本喫茶店へ。
モーニング食べながら、技術の気に入らない社員をどうやってクビにするかと
相談。僕は、副総経理はやつのことを気に入っているんだと思っていたが、どうやらそうではないらしい。
規則を守らない、プロトコルも守らず、権限以上の事を平気でやって、知らん顔
している。つまり、悪いとは思っていない。
結局、試用期間を2ヶ月延長し、改善が見られない場合はクビにすることに。
その前に副総経理から、個人的レベルでの打診を行うことにした。
揉め事が頭から離れず、昼飯は食欲ないので抜き。
ビトンが会社の近くに開店したので覗きに行く。
相変わらず日本人が多い。どうしてなのかなぁ。ビトンはどこで買っても値段は
ほぼ同じ。免税品屋では絶対に売ってないという、超こだわりブランド。
日本にも立派なショップができたと聞くが、何故台湾でビトン?
あと目立つのが、出張か旅行のオヤジが、一見してそれと分かる、連れ出し専門のおねぇーちゃんを連れて来ている図だ。
女「あなた!ゆうべよかたでしょ?ごほうびちょうだい」
オヤジ「おお!どれでもいいよ。バッグかな?アクセサリーかな?」
女はやおら店員と中国語で話す。「最新のデザインはどこにあるの?金額なんて関係ないの」だと。オヤジは嬉しそうに「そうかそうか」とうなずいている。
店の奥にあるコーナー。俺もついて行ってみる。
店員「これが一番新しいモデルで、大変珍しいです。まだ台湾でも多くは売れて
いません」
女「これ、持ってると目立つ?」
店員「もちろんです。あなたのようなお綺麗な方ですと、この白が映えます」
女「あなた!これがいいです。これこれ!」と片言日本語
オヤジ「お~お~、これか?いくら?」
店員「新製品です。53,400元(約192千円)」
電卓の数字をみたオヤジは一瞬固まった。
女「あなた!これわたしもって、これからデート!かこいいよ!」
女「じかいくるのとき、わたしこれもて、くうこうおでむかえするよ!」
これが決定打となり、オヤジはゴールドカードを差し出す羽目に。
アホ!次回来る時って、おっさん来るのか?どうやってねえちゃんに連絡を
するきでおるねん?空港になんか、くるわけない。あんたがねぇちゃんの店に
いかなあかんねん!ビトンは関係ないねん、次回には!
夕方、台湾人の友達、許さんから電話。飲みに行こうとのことで、スナック志津へ。許さん儲かってるみたいではぶりがよさそう。
シャープに液晶を収めている日本ベンダーが8人の団体で乱入。
女の子を触りまくるは、キスしまくるは、ズボンを脱いでダンスしたがるは、もう
めちゃめちゃ!会社名分かったら、投書してやるのにな!こういう場をわきまえ
ない連中は困る。そういうことは、台湾クラブかKTVでやってほしい。
ここはスナックだ!
で、1時。許さんが送ってくれるというので、タクシーに便乗して帰宅。
家のドアを閉めたら、ドアのノブが落ちた・・・・・!
ガ~ン!明日、どうやってドア開けようかと思ったが、面倒臭いので寝る。