社会科見学。 | ひよよのブログ

ひよよのブログ

体調の良い時に、Blogを書かせて頂きます。毎日のBlogのアップは出来ない物と、思って頂ければ幸いです。
ペタ返しも、同じ様に思って頂けると有難いです。
アクセスランキングとは縁の無いBlogですので、ペタ返しを希望でのペタは対応致しかねます。

今日は、昨日のBlogの通り、店では、近隣の小学校の社会科見学の受け入れをしました。

時間は11時からと聞いていたのですが、開店と同時位にやって来られて、ちょっと気持ちの準備が間に合いませんでした(笑)。それと、何年生かを聞くのを失念し、今持って判っていませんm(__)m。


約50人程を、2班に分かれて、1班はお店の説明、もう1班はお店の中の見学、と言う形をとりました。

お店の説明は、副店長が行い、店内の見学案内は、自分が行いました。


来て頂いた小学校の児童の皆さんは、とても素直に話しを聞いて貰い、売り場で大きな声も出す事無く、キチンと自分の後に付いて、お店の中を見学してくれました。


ここで、自分は有る一つのテーマを持って、お店を見て貰う事にしました。それは、今お店で何を売っているのか?と言う事です。気付いて欲しかった事は、例えば、青果コーナーではミカンを売っていたり、鮮魚コーナーでは牡蠣を売っていたりと、”季節感”と言う物を見て欲しいと思ったのです。


結果、この事に気付いた子もいましたが、意外と、食べ物で季節感を感じる事が出来る子が、少なからずいると言う事が判りました。これについては、引率の先生も仰っており、自分が何を見て欲しかったかを、何も言わなくても判って頂けた様で、見学後の質問の時間には、フォローも入れてくれました。

残念ながら、例えばりんごは、今や一年中食べられる果物となり、なすも、夏のなすと秋のなすの違いや、キャベツも春のキャベツは、他の季節と違うと言う事に、技術や栽培の進化により、食べ物で季節を感じる事は、自分自身、意識していないと感じられないものだと思っています。その最たるものが、コンビニでの”おでん”でしょう。夏でも売っていますからね。感覚が麻痺したり、無くなったりするのは止む負えないのでしょう。


そんな事を思いながらも、バックルームで一番人気の冷凍庫の見学を、副店長が行っている間、自分は待っている児童の皆さんには、丁度商品を積載してきたトラックが着荷しており、入荷形態やマテハン(使用する器具)の説明と、そのトラックが、商品を下ろした後に後に回収をして行く、牛乳パックや発泡トレー・ペットボトルの説明をし、本当は、黙って座って待機の所を、退屈させない所か、どういう風にお店に商品が届くのか、リサイクル品はどうしているのか、と言う事まで、偶然の産物とは言え、見せて上げられたのは、自分も嬉しいですし、興味を持って聞いて貰った所を見ると、児童の皆さんも嬉しく思って頂けたのでは無いかと思います。


そうして、特に大きなトラブル(小さいのもですが)も無く、社会科見学は、無事終了しました。そして、全員揃ってお礼の「有難うございました」の大きな声の言葉を聞いた時には、胸が熱くなる思いでした。やっぱり自分が参加出来て良かったと思う瞬間でした。


実は、後で知ったのですが、先日自分が休みを変更した関係で、別の部門のチーフが売り場案内をしたそうなのですが、その時は、あまり売場の説明をしなかった様で、ましては、自分の様に、テーマを持って見て貰おうとは思っていなかったのでしょう。サーと流して終わった様です。これは、売り場で自分の様子を見ていたパートさんから聞きました。自分では判りませんでしたが、よく売り場を見せて上げていたとの事でした。しまいには、「教師になれば良かったんじゃない。引率がうまかったよ」とまで言われました。

そこは、キチンと自分がどうしたいか?と言う目的意識を持てているかどうかで有り、ただ投げやりに、仕方無くやったのでは、申し訳無いですが、はっきりと違いが出るのは当り前です。


では、どういう意識なのか?

実は、目の前に居る小学生の皆さんは、今の状態でも”お客様”で有り、社会人となれば、もしかしたら同僚になるかも知れませんし、そうでは無くても、自分の店を利用して頂ける”お客様”となりうると言う事です。

ここで、印象を悪くすればどうなるか?そこをわきまえれば、自ずと、この社会科見学を担う一端が見えて来るので無いかと思います。

また、今回は、偶然の産物とは言え、物流の形態まで見て貰った事で、どういう風に商品の流れが有るかも見て貰った事により、例えば、他業種の工場見学へ行った時に、見る目は違ってくるのでは無いかと思います。


ちょっと、大それた事を書かせて頂ければ、こう言う事を通して、今の子供たちに、今の社会情勢を見て貰い、将来どういう人間になりたいか、考えて貰える場になって貰えれば、自分が仕事をしている意義も、また違ってくるのでは無いかと思います。それが、将来へとリレーをして行く事かと、自分は考えています。


この事を通し、人間は一人では行けて行けない事を知って貰えれば、それが一番の宝物になる、そう思う1日でした。