意外な事で、自分を理解して貰いました。 | ひよよのブログ

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今日は、珍しくチーフが、所属のパートさんのシフトの関係から、出勤となりました。

その甲斐あってか(?!)、レアケースなトラブルが複数発生。チーフ自身、経験や対処方法が判らない事が多く、良い意味で、貴重な一日となりました。


その中で、本部での設定ミスにより、レジにてスキャン出来ず、それを店側のマニュアル操作で、出来る様にしなければならない事案が発生しました。その上、この商品は、その商品だけでなく、いくつかの任意の商品と組み合わせにより、価格が安くなるバンドル設定しなければならない商品でした。(具体的には、アイスの1個98円よりどり4個378円)

1個98円にするのは、これは簡単な事で、特に問題無いのですが、これを本部が設定しているバンドル設定に組み込む事は、意外と知らない人が、自分の組織では多いのです。前提が”ミスが無い”ですから、知らないで済んでいる事が多いのが現状です。ですので、本部の指示も、バンドルに出来ないのを前提に、1個84円での設定にて、指示したイントラ情報と緊急を要する為、FAX&TELでの連絡をして来た様です。


さて、ここで”して来た様です”と書いたのは、この連絡を受けたのは、当然該当部門の長であるチーフが受けるのが必然的な事です。ここで、即座に対応していれば、自分の出番と言うか、この後起きる無用な出来事も、発生させないで済む事となる、”不祥事”へとなった事でした。


実は、チーフはこの連絡が有ったにも関らず、この対応をする事無く放置し、結果的にレジにてスキャンする事が出来ずに、それに当たってしまったレジのパートさんだけでなく、レジにパートさんが正しい価格を調べる間に、その商品を買おうとしたお客様を待たせてしまった=迷惑を掛けたと言う、小売業では避けたい不祥事となってしまったのです。その事を知らない自分の所に「この商品がスキャン出来ません」と、有ったてしまったレジのパートさんから報告を受けた自分は、まずはレジにてスキャン出来ない事を確認。その後、商品システムが入っているPCで調べた所、JANコード(通常4から始まる12桁もしくは8桁のバーコード)が存在しないと表示。そこで、その商品が持っている商品コードから検索すると、明らかに、その商品のJANコードが登録されていない事を突き止めました。


そこで、本部の該当部署へ、情報の連絡やイントラ情報アップが有った事を知らない自分は連絡してしまい「その件は、先程電話連絡とFAX送信、そしてイントラアップまでしていますが」と、怒られはしない物の、情報が共有されていない事を露呈してしまいました。


その様子を見ていたチーフは、「ごめんなさい」「忘れていた」の顔をしていましたが、ここは思いっきり怒ってしまいました。「何で情報が来ているのに、やっていないの?最も優先されるべき作業でしょう。実際にお客様にご迷惑をお掛けしてしまったよ」と言いながら、「この情報通りにやると、1個しか買わない人には、安く売ってしまい、うちの店は、無駄に値引き販売した事になる。これを防ぐ方法は判る?」の質問に、チーフは「判りません」と、はっきりと答えたので「今からやって見せるから、覚える様に」と、実際に手順を説明しながら、その設定を行いました。これを見たチーフは「こんな作業が有るなんて知らなかった。初めて知りました」との事。


今回のケースは、月に1回位は有るのですが、バンドルまで関るケースになると、かなり低い確率になって来ます。そういう意味では、また一つ覚えて貰えたと、思っています。


しかし、帰り際にチーフが言った言葉が忘れられません。「この間の頭痛で不機嫌な顔をしていた時と、今回の怒った時の違いが判ったのが、今日の最大の収穫でした」との事。

この言葉には、もう何も言えませんでした。何故なら、またこれで一人、自分の事を理解してくれた人が出来たと言う事ですから、喜ぶべき出来事で起きた事では無いですが、うれしく思う一言でした。


他にも色々有りましたが、今日はこれで良しとしようと思います。