皆様のおかげさまで、拙著『9つの質問』が増刷からの3刷目が刷り上がってきました。帯を大幅変更し本来の姿である問題解決のイメージを強調しました。刊行元の産学社様ありがとうございます。
私がなぜ著者であり続けるか、自分のClover出版でなく、他の出版社で出すことにこだわるのかというとやはり著者の気持ちがわかる出版社であり続けた
いからです。やはり著者様への対応もこれまでの出版業界のように上から目線であったり、ルーズすぎる対応ではいけないと感じています。(すべての出版社が
そうというわけではないです)
著者さんが「Cloverから本を出して本当によかった」と感じてくれたら、こちらが著者を探さずともみなさんの紹介でどんどん良いコンテンツをもってい
て、人間的にも素敵な著者様との出会いが増えます。編集の小田の本作りがうまいことももちろんですが、著者をできるだけ大切にしていることが、だからこそ
弊社は100%重版、すべて1万部を突破できている理由でもあるのだと思います。
出版社は著者をないがしろにしすぎだと私は思うことがあります。売れればヒーロー、売れなければゴミ扱い。それは商業ですから仕方のない基準は確かにあり
ますが、どれだけ著者が頑張っても台無しにしてしまうようなオペレーションも見受けられます。機会損失をしているだけだと感じることがあります。売れない
原因は著者ばかりにあるわけではありません。出版社も自力で売れる仕組みや力を身につけなければならない時代を迎えていると思うのです。
著者であり続けることは、常に現場を知ることになります。だからこそ、経営にも活かせることがあると思っています。自分が著者であると、もどかしい思いをたくさんします。しかし、それを活かしてよい出版社にしていきたいものです。
個の小川泰史として、そして、Clover出版の経営陣として、ちいさくても出版業界に影響のある存在でいたいと思っています。
みなさまの支えのおかげです。感謝!