良い鍼灸師を見付けるには
良い鍼灸師を鍼灸師を選ぶ条件は、次のような4点でまとめることが出来ます。
1.人間性
2.知識
3.経験
4.技術
これらを考えながら鍼灸師を選ぶと、疾患や症状を問わず良い治療を受けることが出来るはずです。
1.人間性
当たり前ながら鍼灸師も患者も人間ですので、人間性を問わずに良い治療家を探すことは出来ません。
例えば何気ない受け答えの中にも、信頼のおける治療家であるかどうかを感じる瞬間があります。
腕さえあれば良いというのは、鍼灸治療のように人の手で行われる治療の世界ではあり得ません。
また後に述べる2~3においても、人間性の問題は大きな意味を持っています。
2.知識
鍼灸師の中には、自分は感覚派だからと知識や技術を軽んじる鍼灸師がいますが、もれなくそうした鍼灸師はハズレです。
治療対象である病気や症状に対する知識や、人体や東洋医学に関する知識が浅い鍼灸師は、まぐれ当たりを出すことは出来ても、安定した治療をすることは出来ません。
良い鍼灸師を探したければ、自分が持つ病気や人体の知識を疑問としてぶつけてみて下さい。
良い鍼灸師なら、もしそれいが未知の病気や症状であったとしても、恐らく次回には患者を遥かに超える知識を付けてくるはずです。
良い鍼灸師はこうした経験を積み重ねながら、知識を深めているからです。
3.経験
正しく経験値を積み重ねている鍼灸師は、あなたにとって必ず良い鍼灸師になります。
経験年数だけが良い鍼灸師の目安ではありませんが、正しく経験を積み重ねた鍼灸師は、非常に優秀な若い鍼灸師よりも信頼がおけるはずです。
積み重ねた経験は伊達ではなく、一つの病気や症状に対して、数多くの解決法を持っています。
また豊かな臨床経験は、患者の安心感を生み出す元になります。
4.技術
実際の治療だけではなく、診察や診断、そしてカウンセリングにおいても、技術は治療結果に大きく関係します。
この技術には手先の器用さも必要ですし、技の熟練度も必要になります。
またいつでも同じような結果を出すことが出来るのは、安定した技術からといっても過言ではありません。
技術に関しては年齢だけでは言えない点がありますので、若くても優秀な鍼灸師であれば技術を持っていることもあります。
実際に学生時代でも、その優劣はハッキリと現れていますので、時間と共にその差は開いていると思われます。
ただそれには、臨床歴だけではなく、臨床数や習熟度も関係しますので、育成環境や1の人間性とも大きな関係があります。