<40代での妊活はちょっとだけ気を遣う>
皆さま こんにちは
なぜか昨日から急激にアクセス数が増加し、
戸惑いを隠せない 鍼灸ひより堂の冨田です。
さて今回は、
40代での妊活をサポートする時に、
私が気を付けていることをご紹介します。
いくら私が鍼灸師で、
東洋医学的な施術をするとしても、
西洋医学で得られる統計学的なデータは、
常に気にしています。
ただ患者さまと違い、
必要以上に気にすることはありません。
実際に通院される患者さまをみていると、
40代だからといって、
私が特別な施術をするわけではありませんし、
特別な反応を示すわけではないからです。
ただ妊娠に至るまでの過程で、
20代の方と比べると、
少しだけ気を配る点を増やすだけです。
これにしても、
20代でも多くの気を配る必要がある状態であれば、
40代の方以上に気を配りますので、
その人によるところは大きいのです。
では具体的に何に気を配るべきかを、
順にご説明します。
<血液検査は総合的に判断>
病院で検査して頂いた血液検査がある場合には、
ご提出して頂くのですが、
この時、ホルモン検査だけではなく、
健康診断などでするような、
一般的な血液検査がある場合には、
そちらも提出して頂くようにしています。
これは体力的なものが、
どういった部分に使われているかを、
ホルモン検査と合わせて、
総合的に判断するためです。
もし一般検査で体力の低下が見られないのに、
ホルモン検査で生殖機能の低下が見られるようなら、
純粋に生殖能力が低下していると判断します。
その場合には、
積極的に生殖機能にフォーカスした施術を行います。
主には鍼灸治療と栄養療法がメインになります。
鍼灸治療で卵巣に刺激を与えながら、
ホルモン分泌にも働きかけるように施術し、
栄養療法で卵巣に栄養をたくさん送り込みます。
一般検査に問題があり、
その上でホルモン検査に問題があれば、
まずは一般検査を改善するように、
生活指導や食事指導、鍼灸の施術を行います。
なぜなら、
妊娠する力は、
その人の生命力に比例するからです。
これは、
高齢になるほどその傾向が強くなります。
心身ともに若々しい40代女性は、
明らかに妊娠しやすい傾向があります。
ホルモン検査と一般検査の両方に問題がない場合には、
東洋医学的な診察・診断を重視します。
ただ現実的には、
西洋医学での検査で、
全く問題がないという人には、
ほとんど出会うことがありません。
通院中の病院で問題がないと言われていても、
病院を変えてオプション検査を受けると、
問題が発覚する方も多いですし、
病院で問題がないと言われた方でも、
私からすると、
問題があるのではという方は、
かなりいらっしゃいます。
その場合、
問題と思われるホルモン検査と、
一般検査の両方を改善するように施術すると、
かなりの確率で妊娠に近付きます。
逆に改善されない場合には、
妊娠されない方が多いようです。
<細かい数値よりも全体的な健康度に気を配る>
元々妊娠は、
出産して子孫を増やすためにあるものです。
妊娠して終わりなら、
あまり健康度は関係ありませんが、
出産してからは子育てをするわけですから、
それだけの余力がないと妊娠できないというのは、
自然の摂理だと思います。
40代に差し掛かると、
子孫を作るよりも、
徐々に自分の命を守ることにエネルギーを使いだします。
つまり、
20代や30代並みの健康度がないと、
40代での妊娠は難しいとも言えます。
お仕事をしている方なら、
40代は働き盛りで、責任のある立場でしょう。
そのため、
心身にストレスを抱えている方も多く、
実際のところ、
子育てどころではないという方もいらっしゃいます。
40代での妊活は、
20代や30代の妊活よりも気を遣うのは、
こうした背景を持ちながら、
健康度を高める必要があるからです。
その人の健康度を高めるために優先すべきは、
食事指導なのか、
休息なのか、
ストレス解消なのか
それともカウンセリングなのか…。
それを見極めて、
健康度を高めて妊活を成功に導きます。
<40代での子育ては楽しいですよ>
多くの人は、
40代で行う子育てに、
不安を抱くかもしれません。
でも心配はご無用です。
実際に、正しい妊活を終え、
子育てしている患者さまを見ていると、
40代での子育ては本当に楽しそうです。
私が40代の妊活をサポートする時には、
こうした未来を思い描きながら、
そのための施術やサポートをします。
検査結果に一喜一憂せずに、
自分の健康度を考えながら妊活をしていると、
子育てするだけの体力(生命力)は、
十分に備わってきます。
そういう意味では、
ホルモン検査の数値など、
本当の妊活からは遠い存在です。
その人が健康であり、
生きていく力があるからこそ、
生殖能力が高くなり、
ホルモン検査の結果が整ってくるのです。
数値を気にするのは、
専門病院の医師だけで良いです。
あなたは、
「自分がいかに元気であるか」だけを考えて下さい。
それが、
妊活成功への一番の近道です。