網膜色素変性症の鍼 | 大阪日本橋 眼科鍼灸の鍼灸ひより堂

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不妊鍼灸や妊活の秘訣、眼科疾患の鍼灸の情報をお伝えします。
大阪市のど真ん中、日本橋で開院する鍼灸ひより堂のブログです。
妊活の最新情報から、古くから伝わる鍼灸や東洋医学のお話まで、
また眼科鍼灸にまつわるお話を、随時UPしていきます。

ストレスを感じない生活の為に

網膜色素変性症は、遺伝的な原因で、
徐々に視野や視力が奪われる病気です。

その進行は個人差が大きく、
早い時期に失明状態になる方から、
あまり進行されない人までいらっしゃいます。

私は現在、
数名の網膜色素変性症の患者さまを、
継続的に施術させて頂いています。

長い方では、既に8年くらいになるでしょうか?

こうした慢性的に症状が進行する人では、
症状の変化が分かりにくいため、
気が付けば悪化していることもあります。

そんな恐怖感を抱えながら生活をするのは、
非常にストレスが掛かります。

実はこのストレスが、
眼科疾患の悪化原因にもなりますので、
出来るだけストレスなく生活を送って頂くためにも、
鍼灸は、お役に立てているのではないかと思います。

小児の場合には可能性が広がる

比較的早い時期に発症すると、
病気の期間が長いため、
症状の進行が心配です。

ただ早い時期に鍼灸を受けて頂いたお子さんの中には、
症状が軽くなり、
夜盲や視力が良くなる場合もあります。

そのため、出来るだけ早く鍼灸を受けて頂いて、
一定期間続けてから休止することで、
能力の低下を、最小限にすることが出来るのではないかと考えています。

以前施術していた幼児の場合にも、
4歳から5年程度鍼灸を続けていましたが、
やはり夜盲や視力の回復が見られました。

鍼灸はずっと続けるの?

一度鍼灸を受けると、
一生続けなくてはいけないなら、
返って大変ではないかと思う方も多いと思います。

妊活と違い、眼科疾患の鍼灸には、
期間と制限がありません。

悪化を防ぐためには、
鍼灸を受け続けなくてはいけません。

現在通院中の患者さまは、
それでも鍼灸を選択されています。

ただ頻度は人によりますので、
その人の生活に支障がない範囲で、
話し合いをしながら決めています。

仕事柄視力を酷使する人や、
ストレス度が高い人は高い頻度で、
そうでない人は少ない頻度に設定しています。

無理のない範囲で続けることで、
不安を感じずに生活の質を高めることができるからです。

続けなくてはいけないというよりも、
ずっと続けることができると、
肯定的に捉えて頂いた方がいいと思います。