答え合わせ。
とある都市に来ている。
いままで何度か来たことはあるけど、日を跨いで滞在するのは初めて。
場所は違えど、モノづくりに心を捧げる人たちがいて、
面白いものをつくりたいと願っている人たちがいて。
僕は体一つをカメラの前に置くだけ。
与えていただいた土俵の上で、面白いものにしたいと心一つだけ残す。
ちゃんと作品の力になれただろうか。
ちゃんと作品のためになれただろうか。
終わったあとに猛烈に繰り返される反省。
達成感はあっても満足はしない。
どこか乾いている部分をしっかり残しておかないと、
傲っているような気がして気持ちが悪いから。
僕は割りと、自転車をフラフラしながら20メートル走れて、乗れるようになったと喜ぶ子供のようなところがあって、
それを一緒に喜んでくれる人に恵まれてきたなと思う。
小さい頃はテスト100点目指して頑張ると言って、99点に悔しがっていたのに、
いつのまにか70点とっておけばいっか、不合格にならなければいっか、と自分と周りへの期待値を下げていた気がする。
最近知り合った人からよく言われる言葉が、
『正解はないから』
テストで正解を積み重ねて得られる点数も、
ノルマの20メートルをフラフラの自転車で走れても、
正解だけど正解ではない。
答えなんてそもそもないのだから、
答え合わせは自分でするしかない。
また、ご一緒に仕事ができるよう、精進です。
それではこのへんで。
不正解日和