百万円と苦虫女。
こんばんは。
日和佑貴です。
今日は朝から映画を観ました。
なぜか、股間にクモが入ってくるという珍夢を見て目が覚め、起きてしまったからです。
さて、映画ですが、『百万円と苦虫女』を観ました。
キャストやスタッフに知り合いが結構いて、
久しぶりにお会いしたくなりました。
さて、作品ですが、
これは、蒼井優さんのためにある作品と言っても過言ではない作品だと思いました。
20歳を過ぎたときの、自分から見た自分とまわりから見た自分とのギャップ、本当は気づいてるのだけど認めたくない自分の弱さ、少しだけ社会への馴染み方を覚えたけれど満たない子供の自分と満る大人の自分との対立、家族も含めた人間との関わり、
そういうふうな多感な感情が、蒼井優さんの素朴さや、透明感、彼女の要素を通して上手に描かれている。
最後の『来るわけないか。』っていうセリフ。
ラブロマンス的にはバッドエンドだけど、ヒューマン的にはハッピーエンド。
一人の人間が成長する王道的なヒューマンドラマだけれど、
この作品、スゴく好きです。
全てがラスト10分の、自分を見つめて涙を流すための、布石であるかのように描かれていて。
蒼井優さんの涙には、蓄まっていた色んな気持ちが、弟の手紙をきっかけに、蓋が開き、あふれ出る感じがした。
涙の一粒一粒に、それぞれ違う感情がこめられているような、そんな涙。
そして最後の『来るわけないか。』というセリフ。
巧みなシナリオ。
そして森山未來さん。
彼の魅力がすごく堪能できる作品だったと感じました。
もし機会があったら、みなさんも是非。
たまには観た映画の感想なんかも綴っていこうと思います。
ではでは。
今日はこのへんで。
苦虫日和