震災後・・・・書きたいという気持ちがわかなくて、ご無沙汰していました。
ブログを書く上で私が注目していた事が、そんなに大事な事じゃ無かったんだなーって思ったから。
3連休は、京都に行っていました。
父の実家が京都で、もう祖母・祖父(私にとってのね)は、他界していますが
父の姉が嵐山の近くに住んでいるのです。
福島原発の2号機が爆発した辺りから、オーストラリアの叔母から『こっちに来なさい』と何度も国際電話があったりしていて、母の顔色が日に日にオカシクなって来ていました。
そこに、友達から教えてもらったという、とある作家さんが語る動画を見て
もう、まっさお!! 真夜中だというのに電話をして来て、急きょ 3連休に京都に行くことになったのです。
息子が1歳の頃以来だったので、6年ぶり?!
あれは、祖母の葬儀のために訪れた京都・・・加茂川に桜がきれいに咲き乱れる時期だった。
こんな形で京都を訪れるとは(笑)
叔母の家のある駅につくと、人力車が客待ちしていたりして・・・思わず乗りたい衝動にかられました
その頃 私の住む横浜でも、物の買占めが横行していたり、余震が続いていたり
計画停電を受けて、勤務先のクリニックでは検査を中止したりしていたので、”非常事態”という空気だったのだけれど
京都は、コンビニにも物が豊富で、人も空気も何だか のんびり~としていて、ほっとした^^
お寺観光は、子どもたちが退屈だろうと、動物園に行きました
関西弁よりも、関東弁を耳にしたので、ずいぶんたくさんの人たちが関西エリアに来ていたのだろうなー。
子どもたちは、伯母の事を『おばあちゃん』と呼んで、なついていて(父と15歳近く年が離れているのです)
子どものいない叔母さんは、ニコニコと嬉しそうでした。
元保育園栄養士の叔母なので、子どもたちが食べやすいような食事を喜んで作ってくれ、本当にありがたかったです
京都入りしてから、いくらか安心した母は、元気を取り戻していました。
でも、最悪 関空からオーストラリアに飛ぶ事を考えていた母は、私が仕事があるから連休が終わったら戻ると伝えると、明らかに不服そう
原発の状況が落ち着くまで、子どもだけでも置いて行きなさいと言われたのだけれど・・・
私と離れる事で子どもたちが不安定になる事が目に見えているので、連れて帰ると言いました。
正直。帰ると伝えた時 私も、とても悩みました。グラグラしました。
CTやレントゲンの線量と比較して、安心してくださいというメディアに違和感を覚えていたのもあって
私の中にも、母が感じていたような”不安感”があったから。
(関東に居る私が、オタオタしているなんて、もっと近い所に住む人たちに申し訳無いのですよね・・・)
ちょうど、3号機の圧力があがって、圧抜きするかもなんて報道されていたし・・。
この不安感は、どこから来るものなのか?
それは、自分は人生に起こる出来事に対して無力だという感覚から来るものなのだろうなと思いました。
グラグラしている状況から、なかなか”センター”な状態に自分を持っていく事が出来なかったのだけれど
それでも、センタリング出来ている状態から選択するとしたら、こういう答えだろう。というのは分った。
だから、『帰る』と伝えました。
母は、そんな私を見て
『ママは、どうしても子どもや孫の事って思うと、入りこみすぎちゃうのよね・・・。コントロールしようとしてしまう・・・。いつもやりすぎちゃうのよね。心配ばかりしてしまう。』と言っていました。
(でも、まだまだ納得してはいなくて、溜息ばかりついて『被爆して病気になったとしても、それが運命なのだから、しょうがないよね・・』などとブツブツ独り言を言っていました)
そして。この一週間。
それまで、母が週に2回程 夕飯のおかずを差し入れしてくれていたのだけれど、ぱったりと無くなりました(笑)
こんな形で、私の自立が促されようとはっ!!
でも、甘えて脛をかじってばかりの娘だったので、これで良いのでしょう~。
* * * *
いろいろと不安なニュースが飛び交う日々ですが・・・
ここから、日本が変わる。
そういう予感を感じています!!!
痛い思いをしないと気づけないのは、残念だけど・・・・
今まで、原子力の事 何も知らず・・・知ろうともせず、子どもや孫・・そのずっと下の世代に課題を押し付けようとしていたんだなって事に気づけたんだ。
目先の事に気をとられ、暴走していた私たち。
ここで、変わらないと! 変われるよねっ!!!!
子どものころ、すごく心に響いて大好きだった歌・・・
♪ひとりの小さな手 何も出来ないけど それでもみんなの手と手を合わせれば、何か出来る。何か出来る♪
私は、世間的に大きな力を持つリーダーでも無く、社会的にはとても小さな”一人”だけれど
私自身が変わる事。私自身がセンタリングしている事。そして、私自身がシェアリングする事で、確実に変わるんだと思う。波及してやがて大きな波となって、現実が変わって行くのだから。
誰一人として、意味のない存在なんて居ない
それぞれが、皆 自分の出来る範囲で、出来る事をやっている。
今、私が出来る事をしよう