2021年1月のあるレッスン(受けるほう)で、コロナ禍に入ってレッスン頻度が下がっていたなかで「今日調子いい!」とポーンとグラン・ジュテ。
元々ジャンプ力があるほうで、ピアノが少し下に見え…
あれ、こんなに跳んだことあったっけ… どうやって降りよう???
と思った瞬間床に落ちていました(ここまでは怪我はしていない)
バランスを崩したままポーゼ、アチチュード。
軸になった右の反張膝が久々に出現、ふくらはぎとアキレス腱に大きな負荷が感じられました。
その後も踵がつきづらいな?と思いながら普通に最後まで受講。
寝る前にいつも通りセルフケア、そして翌朝。
踵を床につこうとすると激痛。
生徒と踊る予定の発表会本番までちょうど1ヶ月のとき。
この流れは一生忘れないと思います。
とりあえず大事に大事にして本番を迎えました。
このとき、あまり動けない1ヶ月のあとなのでちょっとぽっちゃり。
不甲斐ない踊りで涙目で終わりました。

この7ヶ月後にもう一つの本番、このときはほぼ練習できないまま本番だけぶっつけで踊りました

生徒の要望で一緒に出ることにしていて、キャンセルはできませんでした。
3週間後にアキレス腱の硬さを感じていたのに、教えに熱中してうっかりジャンプしてしまい、ふくらはぎの肉離れ。
歩くのも大変な状況から、仕事と筋トレなどは続けていても元気な時よりは大幅に運動量低下。
2023年9月、久しぶりに舞台に。
動画や写真、観に来た人の記憶を抹消したいくらい動けていなかったですがちゃんと復帰するためには段階として必要でした。
わかったときは泣きっ面に蜂とはこのこと、と思いました。
やっと動けるようになると思っていた矢先に貧血も判明。
体力が落ちたせいで息切れ、倦怠感があるのだと思っていたらヘモグロビン値の低下でした。
手術2ヶ月前の本番。
ホルモン剤の影響で太った上に貧血による運動量低下、さらに1〜3センチ程度の筋腫10個以上にお腹の内側から押し出されている感じ。
アトリエヨシノさんで最初にお願いしたチュチュが細身だったそうで全く入らず、ゆったりめのパターンのものに変更していただきました。
さらに持ち出し部分の端っこにムシをつけているので、本当にギリギリ着られた状態。
『伸び伸びと踊る』の反対でしたがやるしかない精神でなんとか本番終了。
昨日のリハーサル。
さらに、動きのスピードも違うためにポワントで久しぶりに足指の皮がむけました

たしかにポワントは硬さはあるし、擦れはしますね…
以前に、皮が厚くなっていたところがふにゃふにゃだったわりに感覚は鈍いままだったようで、気づいたときには血染めのタイツとトウパッド。
本番までに少しは治るかな

思うように動けない間も食事内容は気をつけていましたが、ケガによるアンバランス、動けないことと薬、腫瘍の影響でこんなに体型は変わるよ、というお話でした。
また、この数ヶ月でとても助けになったのが3月から働いているジムのトレーニング。
硬い筋肉は柔らかく、使いづらいところを使えるように、関節の動きを良くして、パフォーマンスアップ。
これらができているとケガや故障の予報にもなります。
手術がきっかけで、手術を受けたり婦人科の疾患をお持ちで体調が優れない人むけにも何かできないかな…と新しいジムで今までと違うジャンルのトレーナーの仕事もしようとしたら、自分のためにもなったしバレエやスポーツをやる人、何もやっていない人にもとても良いトレーニングと出会えました。
このジムを選んで、採用していただけて本当によかった。
知らないままだったら、目指すレベルをもう少し下げていたかもしれません。
先日、そのジムの体験担当の試験に合格して、初めて来る方にトレーニングをお教えできるようになりました。
今はパーソナルトレーナーの研修に入って、3段階あるうちの1つ目のテストが近づいてきました。
経験を積むために、無料体験を受けに来てくださる方がいらっしゃいましたらご連絡くださいませ!
JR新宿駅から徒歩5分ほどです。