大人は言葉がわかるからこそ、ドツボにハマることがあります。
そしてなかなか抜け出せない。
できないことをできるようにする方法、それは目指すものを根本から変えること。
人によっては「何それ!?」と思いそうですね。
これは私自身の経験からです。
努力して努力して、何年経ってもできないことって、そもそもの出来上がりのイメージややり方が間違っているのです。
私が生徒に必要なことを教えようとすると、一定数拒否反応を示す人がいます。
「私はこうやろうとしている」
「他の先生にこう言われた」
でもそれでできないのだから、何か間違っています。
あとはメソッドにこだわるのも避けたほうが上達します。
このメソッドだからこう!という思い込みこそ、上達を妨げます。
「思い込み」と言うと嫌がる人もいます。
できないまましんどくてもよいなら無理に変えなくてもいいのです。
でもずっとやろうとしていてできないことは、やるために意識していることをまっさらにしてやり直すほうが近道です。
これは、トレーニングや解剖学、機能解剖学を学んで、「体の仕組みがこうなら、今までやろうとしていたことは絶対に無理では」と気づいたところから。
せっかく頑張るなら、ちゃんとできる方法を学んだほうが建設的です。
できるようになるための工夫とは、一度まっさらな状態にすること。
学ぶ、成長するとは、必ずしも足し算することではないのです。