昨日、びっくりするお知らせが来ました。
いつもレッスンのためにお借りしているスタジオからです。
『他のクラスのバレエのレッスン中にバーが折れました。補修してありますが使用の際にご注意ください。』
しかもきちんとしたメーカーのものです。
私もバレエ42年やっていて初めて聞きましたよ。
一体なぜ折れたのでしょう?
おそらく、体重を乗せるような使い方をしたと思われます。
しかも、そのクラスでいつもやっていたのではないでしょうか。
1回ではさすがに折れないと思います。
子どものときからバレエをやっているとクラスに1人くらいやんちゃな子がいてバーにぶら下がったりして
『壊れるからぶら下がったらダメ!』
『バーに乗ったりしてはダメ』
と言われた経験、それを聞いた経験があると思います。
バーは体重をかけるような仕様になっていません。
生徒達からの情報です。
大人はどうしてもジャンプは苦手な人が多いのでバーに乗っかるようにして爪先が宙に浮いた状態で、跳んだ感覚を養う、爪先を伸ばす感覚を養う、という練習をさせる先生が一定数いるそうです。
そんな練習、役に立たない上にバーが壊れるのでやめてください。
その教え方をしている先生はジャンプの仕組みをわかっていません。
スタジオにも、体重をかけない注意書きを貼るなど対策をして欲しい、ポワント初心者のレッスンで危険なので買い替えてほしい、と返信しました。
ポワント入門でも体重まではかけませんが、多少の力はかかるので怖いですね。
バレエのレッスン中、体重を支えるのは骨です。
バーではありません。
少しでも周知されますように。