大人の生徒の何人かが口にすることがあります。
「私、振付の覚え悪いんです」
「いつもなかなか覚えられなくて…」
部分的にですが、少しずつ改善しているように思います。
私からも質問したり、いろんな動きをしてもらったりして発覚した理由。
基本のポジションと基本的な動きの軌道を知らない
見て、真似して、その注意をされて、だけだと圧倒的に説明が足りません。
知らない動きの組み合わせを覚えるのは非常に大変。
先に決まったポジションは教えるべき。
例えばアームスのアンバー、アンナヴァン、アンオー、セカンド。
タンデュやルルヴェはこういうもの、とか。
足の1〜6番は教えていることが多いですけれど。
ルルヴェを脚を伸ばすのではなく踵を上げるものと思っているだけで、できるものもできなくなります。
最初に教えるべきだと思うのです。
タンデュを、足指を丸めるものだと思っていた人も知っています。
柔軟性の高い先生のタンデュは甲がしなって美しいですが、初心者には丸めているように見えてしまうのですね。
もしくは先生が本当に間違っていた可能性もあります。
そういうズレをできるだけ作らないようにすることは大事。
指導者は『指導』するものですから「真似してね」ではなくて説明もしましょう。