昨日は午後のレッスンをお休みさせていただいて音楽講座を受けてきました。
こちらです。
http://a-tanz.com/ballet/2024/08/23122409
バレエ音楽の始まりからアダンについて、ドリーブが【バレエ音楽の父】と言われる所以。
どの作曲家が誰の影響を受けたのか、時代や曲が作られた背景の違いによる作品の違い。
コード、和声、登場人物による音の使い方など様々な角度からバレエ音楽を分析。
全く別の領域で意識していた作曲家が実際は知り合いだったとか、ロマンがあります
チャイコフスキーの占める割合が多めで最後はストラヴィンスキー。
ピアノの先生にコードを教わっていて、そこからさらにSNSでつながっている音楽関係の方が和声について発信されていたときに興味を持って自分なりに調べていました。
歌を始めてから、楽譜で読んだ音程が以前よりはっきり頭の中に浮かびます。
この経験がとても役に立ちました。
若いバレリーナ、バレリーノの卵たちも受けに来ていましたが、休憩中に
「内容が高度すぎてわかんない」
などという会話が聞こえてきて、やはりバレエをやるにも音楽の勉強は必要だと改めて思いました。
これからプロを目指す人達は、和声はある程度は理解しておくことをおすすめします。
音の意味がわからないのに踊ることはできないですし、振付をするにしても音を聴き分けられなかったらどうやって動きを作っていくのでしょうか?
私は発表会の振り付けを作るときにフルスコアを見ることもあります。
主旋律を色々な楽器がバトンタッチしながら演奏する曲などは、自分なりにその楽器を使うことにした意味を考えたりします。
11月本番の合唱ではモーツァルトのミサ曲k.427を歌います。
「ここの部分はクラリネットとこの合唱パートが同じ」
「この旋律は次に違うパートが引き継ぐから休符の前は次に繋げるように歌う」
などの指導を受けたことがバレエのときの音楽の聴き方や分析にとても役に立っています。
私はバロック、ロマン派あたりが好きなので、印象派の作曲家の音の響きが必ずしも好みの音ではないことがあります。
その音の理由なども解説されて、その後に音源を聴いてみたら聴こえ方が変わりました。
理由がわかると納得しやすい、ですね
これからまた音楽の聴き方が変わりそうです。
濃い2時間でした。