昨日の『伸ばす』ことの続きです。


人間の身体は関節を支点として末端が動いたとき、弧を描きます。

「コンパスのように」ということですね。


それを直線的に動かそうとすると動きの軌道の中間で縮めることになります。


そこを指摘すると、ほぼ全員がそのことに気づいていません。


こういうときは鏡の出番。

ふっと緩む瞬間を自分で見ると「あ、ホントだ…フフッ」となる人が多いのです。


この『弧』を意識するだけでも踊りがかなり変わります。

「もっと大きく」

「もっと柔らかく」

という注意はこのことを言っているケースが多いように思います。