今日拝読した佐藤愛さんの記事に、とてもとても同意でした。


https://www.dancerslifesupport.com/passive/


このブログを見て来てくれるようになった人は比較的定着率が高いです。

そうでなくて生徒さんの改善された後の様子を見て「私もうまくなりたい」と来た人に多いケース。


初日、質問攻め。

それなりに熱心なので「私腹筋弱いんです」「O脚を直したい」「ピルエットがうまくいきません」などなど…


まず、腹筋がうまく使えている感覚がなくて、O脚な時点で今その人がしている努力の方法が間違っているということ。

そこに上乗せしたり、何か1つだけやろうとしても、身体ってそんなに単純じゃないのですぐに変えるのは無理なのです。


間違った使い方でパツパツに張って太くなった太もものリリースやストレッチ、筋トレで正しい関節の動きを知って身につける、このあたりまで話すとそういう人はプリプリ怒って「もういいです」と言ってくるか、納得しない感じで「普段この時間は他のクラス受けているのでもう来られないのですが」等言ってきます。


一回でうまくなる方法があるなら私も知りたいですね!


指導者が教えるのは基礎とそこに到達するための方法であって、代わりにやってあげることはできません。

そして指導者は教えたいと思うことは必要と思うことをたくさん伝えようとしますが、それをいっぺんに全てやろうとするのではなく優先順位を決めて順位の高いものから意識をするほうが早く習得できます。

注意されたことを全部やろうとして、動きが遅くなったり探っていては本末転倒です。


本来はそれを順序よく習得できるようにするためのメソッドがありますが、それを無視して指導する教師も多いので、間違った積み重ねをした後から修正するのは時間と根気がいります。