スポーツクラブのクラスは、他の先生のレッスンも受けている人が多いので、他の先生がどのように指導しているのか見えてくることもあります。


先日メンバーさん達に注意したこと。


【ポール・ド・ブラで手を見ない】


「手を見て」と指導する先生はいます。

でも手を見ようとした時点で姿勢が崩れ、クラシックバレエのポジションからはずれてしまいます。


何がきっかけで手を見るという指導が行われるようになったのかは定かではありませんが、これは間違いです。


バレエの基本は舞台で人に見せることなので、ダンサー自身が何を見るか、ではないのです。


たとえ趣味でバレエをやっていて、発表会に出ないからと人前で踊ることがない場合でも、クラシックバレエをやっていき上達したいと思うなら自分の手を見ながら踊ってはいけません。

もしそのまま舞台の上で手を見たら、その人が自分て見える範囲の動きになり、とても小さくこじんまりとした踊りになってしまいます。

目線や頭の位置も不自然です。


バレエ上達とは、客観的に見て良くなったかどうかなのです。

ポール・ド・ブラ、アームスのポジションと目線や頭の向きに関連性は必要ですが、手は見ません。