ひよこ座に来てくださる生徒さんは比較的はっきりとした目標をお持ちです。
その中でも
「ターンアウトができるようになりたい」
は上位に入ります。
そして、ほぼ全員それまでのレッスンでターンアウトすることを意識していて、その結果ターンアウトができなくなっていました。
ターンアウトする方法として、『外旋六筋を使う』という知識は皆さんあります。
その外旋六筋を使うという意識が間違っているのですね。
外旋六筋はインナーマッスルなので、いつもここで書いているように感覚はあまりありません。
使えたときも、太ももの前側やふくらはぎのように「使った!」という感じはしません。
ターンアウトを意識するあまり、お尻(股関節)のあたりに力を入れることが目的になってしまい、ただ固めてしまって可動域を自ら狭めてしまうのです。
外旋六筋を使うからターンアウトができるのではなく、ターンアウトできたときには外旋六筋が使えている、という認識で動きをどうするか考えるのができるようになる近道です。
指導者も、外旋六筋を使う、ターンアウトして、ではなくできるようにするためにはどうしたら良いのか教えるのが良いです。