『床を押す』

『床を踏む』

『ルルヴェも床を押す』

これらはいわゆる『バレエの指導用語』で、実際の感覚と言葉そのままの意味にズレがあるのではないかな?と私が考えているものです。


それで、言葉の意味そのままだったり、押すではなくて押し込んでしまった場合、ポワントワークで騒音がします。

動きやシューズの特徴によってカツカツ鳴ったり、ゴツゴツ鳴ったり。


また、足指に体重が乗ると思っている人も多いのですがそのような立ち方をしていると力の入り方も違ってしまうので雑音が多くなります。


正しいポワントワークは床とポワントのぶつかる音がそんなにしません。


体重がかかるのは事実ですし、物と物が当たる音がそれなりにはするので完全無音ではありませんが、耳障りなほどの音にはならなくなります。


私は少し柔らかめのポワントが好きなので、ジャンプでもほとんど音がしません。

床がきしむときは床の音のほうが聞こえます。

私のほうが体も大きく体重もありますから、生徒達は目を丸くするのですが、本当に足の使い方で音が変わります。


余分な力みなく、使うべきところが使えた良いポワントワークができると足音は小さくなりますよ。