先日の生伴奏レッスンでは、音の取り方にフォーカスして振付はごくシンプルなものばかりにしました。

生徒のバレエ歴も様々だったもので。


SNSで時々話題になります。


特にピアノで多いでしょうか?


「ソルフェージュなどの基礎をやらなくていいからこの曲を弾きたい。教えてほしい。」

と言う未経験者が問い合わせをしてくるなど…


バレエでも過去にいました。

「〇〇のバリエーションをやりたい」

「パ・ド・ドゥをやりたいからできることを増やしたい」


まずは基礎から…となると

「バーレッスンやエクササイズよりバリエーション(パ・ド・ドゥで使うテクニック)を教えてほしい」

となるのです。


基本の動きや音楽とパの関わりをある程度は理解していないと、作品を踊ることは難しいです。

バリエーションとなると1人で踊るわけですから、どのタイミングで動き始めるのかわからないと踊れないでしょう?

だから普段のレッスンから人のマネをしているばかりではダメなんです。


楽器や歌をやってみると、自分で拍感を持って音一つ一つの長さと、音の変化の流れを作れないと音楽にならないので、自分の感覚が合っているのかずれているのか確認することもできます。


そして音楽を理解できても、自分の体のコントロールができていなかったら思ったタイミングやスピードで動けませんから、軸を感じる、引き上げ、基礎テクニックが必要になるのです。


そして自分の体軸をつかめたら、大きな動きやジャンプで反動を使ったり、リズムに乗れるとできることも増えます。


バレエ上達したかったら、身体を鍛えるだけでは足りないのです。

レッスンの中で音楽も勉強するつもりでクラスを受けましょう。